こんにちは。
シーナリーハウスの西村です。
完成見学会が終わると、ほっとします。
お施主さまから大切な家をお預かりして
そこに不特定多数の方を入れるという
緊張感があること、
お客さまにどのような反応をして
いただけるだろうかという思い、
会社として存続するための必須条件である、
新規のお客さまの動向、
などなど・・・
気苦労もあったりしますが、
結局は、
心地良い疲れになっているのがいつもです。
とても気分よく・・・
ということで、
今日は、気分よく、私の話にお付き合いください(笑)
今日のテーマは、
「私のギリシャ滞在記①」についてです。
昨日のメルマガでも書いたのですが、
(みなさん、誰も気づいてないと思いますが・・・)
実は私は、ギリシャ通です(笑)。
と言っても、
私がギリシャ滞在したのは
もう、25年も前の話になるので、
今のギリシャと当時のギリシャは
少し変化していると思います。
その当時は、
ヨーロッパで一番治安がいいのがギリシャと言われていて、
素朴で安全で平和な国でした。
当時、滞在したのは、
2~3か月ぐらいだったのですが、
単なる旅行ではなく、遺跡の調査を
目的とした滞在でした。
大学院で西洋建築史の研究室に
所属していたことがきっかけで
その研究室が日本で一番ギリシャ建築に
精通しているところでして、
国の科研費を獲得しての調査と
いうものに参加したわけです。
国の科研費絡みのれっきとした調査なので
国から旅費や滞在費、アルバイト料の日当まで出るという、
今考えるとかなり美味しい内容でした。
調査の主たる目的は、
ギリシャの首都アテネから程近い、
デルフィという都市というか町があり、
そこのあるギリシャ建築ではかなり珍しい
円形神殿の測量調査という内容でした。
その円形神殿はこちら
↓↓
https://m-sceneryhouse.jp/l/m/BlGaHrgd3ctUef
そうそう、久しぶりに見ましたが、
まさに、ここの円形神殿の中に入って
測量したり図面を書いたりしていました。
遺跡の中で図面を書いていると、
ヨーロッパ中から来る観光客の人に
同じ質問をよく受けました。
「Are you an archaeologist?」
「あなたは考古学者ですか?」
それに、最初の頃は、
「No, I’m an architecture student.」
そう真面目に答えていたのですが、
余りにみんなが同じことを聞いてくるので、
めんどうになって、もう「Yes」と答えてました(笑)。
ヨーロッパの人々にとっては、
デルフィの遺跡は特別なものらしく
とても真剣に見学していたことを記憶しております。
たまに、日本人観光客も来ましたが、
本当に能天気でろくに見もせずに、
私たちに興味も示さずにダメダメでしたね(笑)
ついつい批判が・・・ダメです(笑)
とにかく懐かしい・・・
25年以上前ですか~
また、行ってみたいですね。
この調査時も思いましたが、
古代ギリシャ人って凄いですね。
今でも難しいとされる円形に合わせて
大理石を切ってそれを積み上げて
神殿を造っていた。
古代の神殿って、四角のものばかりと
思われていたと思いますが、
こんな円形のものも存在するんです。
面白いと思いませんか?
後からの古代ローマ時代には、
円形神殿、多く現れるのですが、
古代ギリシャ時代のものは珍しいわけで
だからこそわざわざ日本から行ってまで
調査する価値があるということらしいです。
この遺跡の調査に2~3か月、デルフィに滞在していたわけです。
ペントハウスのような同じホテルに
みんなで滞在して、朝と夜は自炊して。
日中が暑すぎる地中海の国々である、
ギリシャはイタリアと同じようにシエスタ、
お昼寝の時間がありまして、
そのシエスタの前の昼食が一日の中で
一番メインの食事になります。
レストランかなんかで、
好きなものをたらふく食べて、昼寝する。
夜は質素にパンにトマトぐらい。
そんな生活でした。
日中、40度近くなっても日差しを遮ると
風が気持ち良い。
それは湿度が高くないから。
日本のように蒸し暑くないので、
カラッとして気持ち良い。
まるで、湿度調整された「中霧島壁」の部屋の中にいるような・・・(笑)
快適さと湿度はとても関連性があります。
お気づきかも知れませんが、
標題を
「私のギリシャ滞在記①」と
ちゃっかりしております(笑)
?があると言うことは・・・です。
連続するかどうかは、
その日の気分で考えますが、
このテーマ、②、③と続くと思います。
2~3か月のデルフィ滞在での面白い話も
たくさんありますし、
中休み期間に、
車でギリシャ全土の遺跡巡りした話も
面白いですよ。
アテネのパルテノン神殿、
オリンピック発祥のオリンピア、
世界最大の劇場遺跡のあるエピダウロスの円形劇場、
などなど
特別番外編、
エーゲ海でのサントリーニ島の話も
出来ればと思っております。
そろそろ、西村もネタがなくなってきたか!?
そう言わずに、読んでいただけますと幸いです(笑)。
25年前の記憶をたどりながら頑張って書いていきますので!
ということで、
「私のギリシャ滞在記①」
今日は、これで
失礼させていただきます。
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