こんにちは。
シーナリーハウスの西村です。
今日のテーマは
「木視率の秘密」についてです。
みなさん、
この「木視率」って言葉、
聞いたことがありますでしょうか?
シーナリーハウスの家づくりは
「上質な木の家づくり」をしておりますが、
昨日は、
ただ単にやみくもに良い素材を使うだけでは
満足度の高い家にはなりませんよ。
というお話をしました。
その根拠となる一つの数値として
この「木視率」を考慮しております。
これから冬本番、
なにかと室内で過ごすことも多くなるこの頃。
そんななかでも日々の生活を少し豊かにする秘密が
「木」にはあります。
というのが今回のお話です。
人は木を眺めているとストレスが減少し、
活気が生まれるそうです。
「木視率(モクシリツ)」という言葉は建築用語です。
「木視率」とは家の中に立ってあたりを見渡した時、
木肌が見える割合をパーセンテージで示すものです。
木肌とは「木の表面」のことで、
部屋の内装に木が使われている割合ということです。
ここで言う「木」とは本物の「木」のことで
無垢材、自然素材の「木」のことです。
「木」に見えるような新建材や
シールで覆われたものはそれに値しません。
「木視率」の高い家、
つまり木肌の見える割合が多い家ほど
「安らぎ」を感じます。
一般の住宅は木視率20%程度といわれています。
木視率が30%、40%とある家は
「安らぎ感」が格段に増します。
部屋のおおよその面積割合は
天井:20%・床:20%・壁:60%
といわれています。
シーナリーハウスの家づくりでは提案する部屋で違いますが、
床材、天井、腰壁材、造作建具、造作家具など
で仕上げた部屋の「木視率」は、
おおよそ30%~45%ぐらいになると思います。
視覚的に内壁の面積比率も重要なので
センス良く、バランスよく考えて、
それぐらいの数値が良いと考えております。
この「木視率」、
適度にパーセンテージが高くなるほど
人間は「なごやかさ」や「あたたかさ」を感じることが
医学的、生理学的に証明されています。
ここで注意しないといけないのは
「適度」ということが大事です。
ある研究機関による視覚による実験結果では
脈拍数は45%の部屋では増加し、
30%の部屋で低くなったといいます。
「木視率」のパーセンテージを
むやみに上げれば良いという訳ではないんです。
上げすぎると逆にストレスを感じます。
無垢材の床や天井、造作の建具、造作の家具などで
自然素材でセンス良く造られた空間では
適度な「木視率」の生活ができるということになります。
シーナリーハウスの事例でご確認ください。
◆事例:造作家具で木視率を上げ、居心地の良いリビングダイニングを
→https://m-sceneryhouse.jp/l/m/wAOdkYpTsM5CeL
◆事例:白い漆喰の壁面と木視率の割合を考え、快適なプライベートルームに
→https://m-sceneryhouse.jp/l/m/cO7wErz6wLiTze
日常に本物の木のある心地良い空間、
木の素材の良さをセンスの良く感じれる空間、
人間にとってそれが一番良いと思いますよね。
では、
今日はこれで失礼します。
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