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株式会社おおいた家づくりコンシェルジュ

~ゲニウス・ロキ(地霊)~

んにちは。

シーナリーハウスの西村です。

快晴の大分市内でしたね。

シーナリーハウスは明日29日が仕事納め。

明日はモデルハウスご見学の
お客さまのご予約もありますので

今年最終のご案内、
しっかりとさせていただきます。

さて、今日は、
モデルハウス「シーナリーの家」にまつわる
土地の話をさせてください。

みなさんの家づくりには
全く関係ない話になりますが(笑)、

家づくりには何かしら縁がつながることが
多いということの一つの逸話として
楽しんでお聞きください。

「シーナリーの家」の土地は、
別府市大観山町というところにあります。

すぐ近くに、
温泉地別府の観光名所である「湯けむり展望台」
という温泉地鉄輪(かんなわ)地区の湯けむりが
一望できる場所があります。

一番最初にこの土地を見に来たのは、
かつて私の「家づくりセミナー」に参加された
2年以上土地探しを一緒にしていたお客さまが、
「見て欲しい土地がある」と言われたからでした。

このエリアに足を運んだのは初めてで、
別府市に大観山(だいかんやま)という
地名の場所があるのも初めて知りました。

最初にこの土地を見た時から
「この土地に会社の新しい
フラッグシップを建てるべきだ」

そう直感しました。

ちょうど、
当時ベガハウスの幸野さんに設計を依頼し、
ベガハウスに学んだ家づくりを大分で
第1号として建築する計画を立てている時であり、

絶対にこの場所に
建てたい!
建てるべきだ!
と決めました。

本当に一発で決めました。

お客さまには頭を下げて交渉権を譲ってもらい
(後日そのお客さまには眺望、価格、広さなど、
お客さまにとってもっと条件の良い土地を
斡旋させていただきました)、

無事、
購入の手続きをすることが出来ました。

ここの土地は数年間、売れないで残っていた
土地だったらしいのですが、

更地になる前は、
大阪で貿易関係の商売をされている方の
大きな別荘があったらしいです。

ここでとんでもない偶然というか、
何かの縁を感じる出来事が起きました。

上手く文章に出来るかどうか不安ですが、
頑張って書いてみます(笑)

ちょうど、この時期は、
株式会社おおいた家づくりコンシェルジュを
立ち上げて2年目、

私が大分出身でない人間で、尚且つ、
ゼロから立ち上げたことからくる弊害で、
事業は私の思ったように進まず
会社は苦しんでおりました。

創業期での「あるある」ですが、
人の裏切りなんかもありまして・・・(笑)

そんな時、顧問税理士の方から
「事務所に神棚がないよね。」
とご指摘があり、

現実主義者で合理主義者に近い人間で
信心深いことはほとんどない私ですが(笑)、

当時、あまりにも流れが悪かったので、
神棚をご紹介いただいたある神社にお願いしました。

その紹介いただいた神社は、
「大神神社(おおみわじんじゃ)」という神社で、

「大きな神」と書いて、「おおみわ」と読む、
とても魅力的な名前の神社でした。

みなさん、ご存知ですか?

私はその存在は知らなかったです。

どんな神社なのか興味が湧きますので、
調べてみると奈良県桜井市というところにある、
とても由緒ある神社だということが分かりました。

簡単に紹介するとこんな感じです。

「大神神社」
三輪明神ともいわれ日本で最古の神社とされている。
この神社には本殿がない。
それは後方にそびえる三輪山を御神体としているためで、
古代の信仰形態を現在に伝えている。

神棚が大神神社から届いたことで、
奈良の桜井市という場所も知った次第でした。

この時期がちょうど、お客さまから依頼があって
大観山町の土地を見に行く少し前でした。

大観山町の土地を購入しようと仲介の
不動産屋さんとやり取りしている間に、
会社事務所に神棚が来たという感じでした。

いよいよ土地の売買契約を交わすことになり、
土地の売主さんの情報を知ることになり、

なんとなく大阪の方かな~と思っていたところ、
大阪の商人の方からその娘さんが相続されていて、

その娘さんは、
なんと!奈良県の桜井市にお住まいだったのです!

鳥肌起ちませんか?

かなり、びっくりしました・・・

土地を見に行く前に
紹介されて事務所に設置した
神棚の神社が奈良県桜井市にある。

見に行って一発で魅かれた土地。

その土地の持ち主が
奈良県桜井市にお住まいの方であった。

これって偶然にしては・・・

と思いませんか?


かつてもメルマガに書かせていただいたように
「自分は運がいい」と思っている私(笑)ですので、

良い巡り合わせでこの土地に出会えたのだなと
感謝しております。

この土地だからこそ、
このような設計になり、
このような魅力的な建物になった。

それが、
~大分の風景をつくる~という
コンセプトにぴったりのモデルハウスを
完成させることに繋がっている訳です。

モデルハウスが完成して一段落した後、
当時の社員全員で「大神神社」に
お参りさせていただきました。

御神体である三輪山にも登ってきました。

来年は
シーナリーハウスとしてセカンドステップ、
大きな飛躍の年になりますので

是非とも、また、みんなで
お参りさせていただこうと
考えております。

建築の学生の時に学んだ言葉として
ゲニウス・ロキ(地霊)という言葉があります。

簡単に解説すると、

「ゲニウス・ロキ(地霊)」
ラテン語のゲニウス (守護霊) と
ロキ (場所・土地) を合わせた言葉。

どの土地 (場所) にもそれぞれ特有の霊があるから、
その霊の力に逆らわず建物を建て、
地域開発をすべきだという考え方。
18世紀のイギリスで生れた。

その土地の風土、固有の歴史などを
十分に尊重することが、
すぐれた景観を生むという思想。

ゲニウス・ロキ(地霊)とは結局のところ、

ある土地から引き出される霊感とか、
土地に結びついた連想性、
あるいは土地がもつ可能性
といった概念になるのだと思います。

そして、おそらく、
単なる土地の物理的な形状から
由来する可能性だけではなく、

その土地のもつ文化的・歴史的・社会的な
背景を読み解く要素も
また含まれているということである。

そんなゲニウス・ロキ(地霊)に対して
目を開くということが

その土地に最適な建築を造るということ、

~大分の風景をつくる~ということ、

とリンクしていくんだろうなぁ。

土地の霊を意識した建物を建てること。

今日はそんな話をさせていただきました。

では、
今日はこれで失礼します。

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