こんにちは。
シーナリーハウスの西村です。
今日のテーマは、
「こんな住宅会社/工務店、選んじゃダメ<その1>」についてです。
ちょっと、本音で辛口トークさせていただきます。
かつて、
「家づくりコンシェルジュ」として
本当に役立つ「家づくりセミナー」をしていた経験での
本音のアドバイスになります。
※注意※
ここで挙げる項目は西村個人の私見であり、あくまで一般論です。
もし仮にこれらの項目に当てはまる会社が実際にあったとしても、
それだけで必ずしもダメな会社であるとは言えませんのでご了承ください。
(1)経営センスのない社長のいる会社。
設計が上手いだけ、
施工が上手いだけ、
技術力には自信があるだけ、
お客様対応力には自信があるだけ、
人柄が良いだけ、
価格が安いだけ、
などなどの会社。
お客さまの望まれるものと会社の提供するもの
つまり「家」に対する需要と供給が合えば、
住宅購入は成立します。
ある意味、
現状の賃貸などに比べれば
どんな家であっても
最初の引越し時の満足度が高いことは
みなさんそうであると思います。
しかし、
満足出来ているのは「今だけ!」かも知れません・・・・
ご存知のように、
これから日本は少子化で住宅産業のパイは
年々大きく縮小していき、
差別化できていない住宅会社/工務店の淘汰が
ドンドン起こっていくかも知れません。
建売住宅など低価格住宅で
建築棟数ばかり追っかけている会社さんなどは
これまでのように成長し続けるのは大変だと思われます。
住宅会社/工務店は
ただ家を売る、建てることが
出来るだけではダメです。
日本は下請けさんの
しっかりとした「ものづくり」の体制が
整っていますので
どんな会社でも家を建てることは出来ます。
みなさんも
広告や宣伝などを見ていて不思議だと
感じられたこともあると思いますが、
まったく家づくりのことを知らない
不動産会社さんなどが建売住宅を売っていたり、
注文住宅を販売していること
ありますよね~
これって
下請けで家づくりを全部やってくれるところに
丸投げしていたりするんです。
話を戻しまして
経営センスの問題。
住宅会社/工務店も
あくまでお客様がお勤めになっているような
一般的な会社と同じように事業会社でありますから
人材を雇用、会社を維持、発展させるには
絶対的に経営センス・経営力が必須になります。
「この人(社長)は経営者としてどうなのか!?大丈夫なのか!?」
という視点でじっくりと見極めてください。
担当者ではなく、社長です。社長。
(当然、私のことも・・・(笑))
ここで間違ってはいけないには
人がいいだけではダメですからね。
当然、人が悪い人はダメですが(笑)
人がいいだけではダメということです。
家づくりへの思いやヴィジョンがあるのか!?
会社経営の持続可能性をきちんと考えている人なのか!?
小さく家族経営が主体のところは
アットホームな雰囲気で
ガツガツしてなくて人もよく、
一見良さそうに思えますが
会社の持続可能性から考えると
どうなのか!?
という視点も重要です。
これから住宅会社/工務店業界は市場が縮小する厳しい世界です。
これまでのように簡単に世襲が可能かどうか!?
大体が厳しい業界なのに
身内が好んで継いでくれる保証はなにもない・・・
すごく冷静に見ると
今の世代だけの良い会社という会社も
たくさんある訳です。
シビアな視点ですが・・・
また、
住宅会社のコンサルタント経験から言えるのですが、
本人(社長)に経営センスが全くなくても
ノウハウを購入することだけで住宅を販売することは
簡単に出来るケースが多々あります。
先程、言いましたように
建築は仕事の受注出来ない工務店に
丸投げすることも可能なので・・・
(全くひどい話ですが・・・・)
但し、
ノウハウに頼った(自分たちの頭で考えることが出来ない)経営をしている会社は、
そのノウハウが陳腐化してしまうと一瞬のうちに
経営が厳しくなり最悪の場合は倒産してしまうケースもあります。
どこの業界でもそうですが
自分たちの頭で考えて
変化にきちんと対応できない会社は
生き残れないと思います。
そういう時代です。
家づくりの業界だけが特別ということはありません。
「生き残れる会社」と「生き残れない会社」
明確に分かれてくると思います。
ノウハウに頼った経営をしているかどうかは
実際に経営者と話をしてみればすぐに分かると思います。
お客様がお勤めの会社の社長やお知り合いの会社経営者、
TVや雑誌、本などで見る経営者と比べて一体どうなのか?
言われてみれば
至極、当然のことだと思いますが、
この普通の視点がとても大切なのです。
この時代、
いろいろなものが日進月歩で変わります。
家づくりについてもそうです。
私が工務店をはじめてから5年ですが
たった5年の間だけでも
性能や材料や工法などで
各分野、進化しており
「良い家づくり」をしようとすると
学んで対応しないといけないこと
非常にたくさんあります。
みなさんご存知のように、
設計指導、現場指導は
ベガハウスのチーフ設計プランナーだった幸野さん、
会社の成長戦略など工務店としての全体指導を
東京在住で住宅コンサルタント30年以上の
かつて住宅コンサルタント会社で同僚だった方、
住宅の断熱性能などへの取り組みは
東北が一番進んでおりますので
東北の温熱コンサルタントの方からの
定期的な指導と日常的なアドバイスをお願いしております。
といった感じで
会社としても情報収集、社員教育など
学びのコストが
それなりにかかります。
大変ですが
それは当たり前のことですので
前向きにそれを楽しく学んでおる次第であります。
~大分の風景をつくる~
↓↓↓
~大分のひとをつくる~
ですので。
先ずは
家づくりに携わる私たちが日々成長していかないと
本末転倒ですから(笑)
では、明日は続きの
「こんな住宅会社/工務店、選んじゃダメ<その2>」について
お話させていただきます。
今日は、ここで失礼します。
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