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株式会社 マルト

高気密は測定ありきですよ。

2021年9月23日

こんばんは!
マルトの澤田です。

野球大好きおじさんにとって
夏以降は楽しい話ばかり

8月は高校野球、
9月はプロ野球やメジャーでも
優勝争いになりますし、
10月になるとその結果と
ドラフト会議がありますよね

ドラフトは特に大好きです。

どのチームにどんな子が入って
来年はどう化学変化がおこるか
想像してると楽しくって仕方
ありません。

仮想ドラフトをしてるサイト
なんかを見てるとそれも楽しい

どのチームが誰を一位指名するか
勝手に予想するんですね。

抽選までやって、ハズレたら
誰選ぶ?みたいな事もやってます。

野球に興味を持ってない方には
まったくわからない楽しみ方
だと思いますが、オタクには
たまらん世界です。

お客様とお話ししてると
たまに聞くのが、

工務店さんにC値を聞くと
うちは平均でこれぐらい
出てるから、このぐらいの
数値になります。
という発言。

C値は家のスキマの面積を
表しています。

私も言います。

うちの平均はこれぐらい
目標はこれぐらい
最低でもここは死守します

って感じです。

ちなみにうちは上から

0.7
0.5以下
1.0以下

ですね。

この数値が良いか悪いかは
考え方次第です。

もちろん良いに越した
ことはありませんが、当然
コストもかかる。

私的には、0.5以下になれば、
正直0.3でも0.1でも、暮らし方
に大きな差は出ないと考えて
いますので、問題無いと
思ってます。

オタクの工務店さんに言うと
怒られそうですが(苦笑)

今日言いたいのは、その数値
の良し悪しではなく、

平均的数値が○○だからと
言って測定しなくても大丈夫
という間違った説明について
です。

空気って目に見えないから
本当にやっかいです。

ちゃんとしたつもりでも
抜けてる場合があります。

事実、完璧に施工したつもり
だった家で測定したら1.2
なんて数字が出た事も
あります。

どれだけ慣れても、完璧な
施工方法を確立しても、
そんな数字が出る事もある
んですね。

だから、いつも平均○○出てる
からって測定しなけりゃわから
ないのが、C値なんです。

目に見えない数値ですからね
測ってもないのに問題無い
はやっぱりおかしいです

ちょっと計算してみましょう

私の家は4人家族でして、
延床面積が115㎡あります

吹抜けもありますからこの
面積も足すと合計で約122㎡
です

まったく気密を考えずに施工
(今時の一般的な住宅と考えて
下さい)するとC値は4前後
になるそうですので、

4.0と1.2と0.4の場合を計算
してみます。C値の単位は
c㎡/㎡ですので、床面積を
掛けると面積が出てきます。

◎4.0:一般的な性能の家

 4.0×122=488c㎡

 B5の紙と同じぐらいの
 大きさの穴が外壁面に
 開いている事と同じです

◎1.2:弊社で上手く行かなった
    時の数値

 1.2×122=146.4c㎡

 ハガキ一枚分

◎0.4:理想的と言われる数字

 0.4×122=48.8c㎡

 名刺一枚分

どうですか?
かなり大きな差になると
思いませんか?

4.0は論外ですのでおいといて

0.5を目指して1.2しか
出来なかった家と
0.4に出来た家では、

穴の大きさはもちろん
冷暖房の効き方も
換気計画も大きく
崩れますので、想定して
いる効果や能力は
発揮されません。

しっかりと施工出来て
いれば名刺一枚のスキマ
ですが、それが出来てい
るかは、測定しなければ
わかりません。

ヘタしたら、ハガキ一枚分に
なっている可能性もあるのに
平均で0.5という言葉を信じて

「あんまりエアコン効かんなー」
「何かスースーするわー」
「でもこんなもんかな?
 前の家に比べたら全然良いし」
「他の家もこんなもんでしょ」

てな感じでわからないまま
暮らしている可能性も
あるんですよ。

やっぱりおかしいですよね。
怖い事だとも思います。

高断熱高気密の住まいが
欲しいと思ってる御施主様、

またそれを売りにしている
工務店なら、
何はなくとも、気密測定は
必須です。

オススメはしませんが、高気密
なんてどうでも良いという方は
測定なんてしなくても良い
と思いますよ。

オススメはしませんが(笑)

ではでは

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