こんばんは。
あすなろ建築工房の関尾です。
昨日の夕立はすごかったですね。
横浜周辺の方は、急な雷雨にビックリされたことと思います。
実は私はその時間に知人宅のお庭にテントを張って、バーベキューをしていました。
家族からの「雨雲が近づいて来ているよ!」のラインを見て、慌てて一時撤収して、事なきを得ました。
テントは張ったままにしていたのですが、30cmのペグを打ち込んでいたので、吹き飛ばされずに堪えてくれました。(^^;
さて、以前のメルマガでお伝えしていた、先々週の土曜日の日本テレビのお昼の番組「ゼロイチ」で、紹介された「いんたーハウス」の動画をyoutubeの裏チャンネルに限定公開しました。
テレビ画面をスマフォで撮っただけのもので、画像も音も悪いものです。
CMなども未編集のままです。
よろしければ、ご覧ください。
https://asunaro-studio.jp/l/m/ZySDqpvbvlczvY
「あすなろ建築工房」の名前が出るのは、最初のアプローチでの外観の時に一瞬出てくるだけなので、お見逃しなく。
という訳で「あすなろ建築工房」の名があまり出ていないので、今回は「TVを見て」というお問い合わせが一件もありませんでした。(^^;
「いんたーハウス」に興味を持っていただいた方に、「いんたーハウス」について、せっかくなのでいろいろと情報をお伝えしたいと思います。。
「いんたーハウス」の竣工写真。
https://asunaro-studio.jp/l/m/sSVBOvi9LU9Ais
「いんたーハウス」のルームツアー動画。
https://asunaro-studio.jp/l/m/zjvTFkfTiccW8A
「いんたーハウス」は、パッシブハウス認定を受けたお家で、延べ床面積が190㎡(58坪)ととっても大きな二世帯住宅でありながら、HEAT20G3基準や新しく出来た断熱等級7に近い、UA値0.3という高性能な住宅です。
住まい手の奥様が住み心地を時折、インスタグラムでアップしてくださっています。
例えばこちらなど。
https://asunaro-studio.jp/l/m/yxo31yI9R8DBo7
https://asunaro-studio.jp/l/m/fZokVBEImeYJnJ
氷点下に下がるような外気温でも太陽からたくさん集めた熱のおかげで無暖房で過ごされている様子が分かります。
UA値で0.3を下回る断熱性能を確保していると、家族全員から発生する体温による熱量とテレビや冷蔵庫からの発熱の合計値が外へ逃げていく熱とバランスが取れてくるようになるので、横浜周辺の温暖地であれば「無暖房」の世界も見えてきます。
大きな平屋のお家なので、計画当初はエアコン台数もそれなりに必要だったのですが、断熱の高性能化により、ダクトエアコン1台と床下エアコン1台の合計2台のエアコンだけの家となりました。
設計中は「そんなにお金かけて、高性能な家にする必要あるの?」と高性能化に対しては、疑念を抱かれていた奥様ですが、実際にお住まいになってから、高性能住宅の住まい心地に一番喜ばれたのは紛れもなく奥様です。(^^)
「子供を温かい目で見守れるようになった」
「温度差が無いことがこんなに快適なのか」
「一緒に暮らす義母の体調が良くなった」
「目立つ家が最初は嫌だったが、今は自慢」
「室内干しした洗濯物がよく乾く」
などなど、お会いする度にご感想を頂いています。
内容については、1年ちょっと前に奥様がご投稿されていたSNSに詳しく書かれています。
以下、頂いたお住まい心地について(原文のまま)をご紹介します。
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引っ越しをして2ヶ月を過ぎ感じたことを書いておきます。
長いです。
我が家、夫の仕事柄変わった家を建てました。
この家を建てられる工務店さん探しが一番最初に苦労しました。
夫の仕事は建築設備設計
建物のデザインではなく、中の設備の設計をする人です。
仕事での出会いから、ドイツの建築基準の家が、エコで素晴らしいということを知りました。
日本の基準は世界の中でもとても低いらしく、一軒家は寒い。がよく聞かれます。
徐々に高気密高断熱の家が住宅展示場でも主流になってきましたが、床暖を使ったりといった工夫を
されています。
家を建てるにあたって、夫はそのドイツの中でも特に厳しい基準の家を建てて実体験をしたいと言い出しました。
わたしはそこまでの高気密高断熱の家はいらない。とはじめは揉めたものです。
正直引っ越してみるまではどこかにその気持ちは残っていました。
でもいま、寒い冬を迎えてみると、やってみて良かったと感じています。
太陽の力を存分に借りて、エコな暮らしができています。
住み始めてからいままでおそらく10回も暖房はつけておらず、つけるとしても夜2~3時間のみ。
平家で各部屋が一体空間でつながっているのですが、8畳用エアコンを一台、床下に埋め込み各部屋に
床を這って吹き出しています。
床暖はありません。
無暖房で足元が冷えることも、窓側から冷気が来ることも、窓に結露がおきることなく、毎年冬はユニクロのボアパーカーを家族で着ていたのだけど、パジャマ一枚で朝も夜も過ごせている。
何より、ばあばが何十年と使っているマッサージチェアがあるのだけど、1日に何度も座っていた
ばあばが数日マッサージチェアにのらない日も出てきて。
体の芯からいつもあったまってるからか、マッサージを必要とする時が減ったという。
これには驚きました。
どの部屋も無暖房で20度を下回ることがなく、悪天候で日中の日差しが入らない時は夜も少し冷えてくるという状況です。
無暖房なのに、外から家に入るとほわっと暖かく、不思議な感覚です。
素人のわたしは、細かいことはわからないけど、日本の建築基準がもっと変わっていったらいいのにと思います。
(変わろうとしてるけど大人の事情もあるようで)
家はとても大きな買い物だから。
基準が変わればヒートショックの起きにくい家が標準になるのにね。
もしご興味があったら、今お住まいになられている家も、窓に内窓をつけたり、屋根に断熱材を追加したりという対策ができるそうですよ。
これから地球に建つ建物が、ここまでではなくても、冷暖房を多く必要としない建築物であるならば、地球温暖化の防止にもつながらないかな。
そんなことを本気で思ってしまいます。
最初この家のいまの図面でのエアコン必要台数は7台です。
(8台と書きましたが夫より7台となおしました)と工務店さんに言われました。
それはいかんと、夫も技術的なことに口を挟ませていただきながら、最終的に床下を1台、上部にアメニティエアコン1台の、計2台の設置になりました。
冬のあたたかさは実体験できたので、今度は暑い夏。
この家がどうなるのか?
日本の夏はどんどん暑くなってきていて、やっぱりエアコン足りなかったーってならないか。
今からドキドキです。
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高性能化にはそれなりの費用がかかりました。
奥様は、完成する間際まで「そんなにお金かけてどうするの」と少々ご不満をお持ちだったのですが、結果的にとっても満足されているとのことです。
暖かいお家で過ごされているご家族のご様子についてもお写真を頂いたりしています。
日射遮蔽もしっかりと検討と対策としてありますので、その後の夏も涼しくお過ごしいただけております。
世の中の住宅の高性能化が進めば、断熱材も高性能サッシも熱交換器などの設備もいろいろなものが低価格で手に入れられるようになり、コスト低減も出来るようになります。
時代は間違いなくそちらの方向に動いていると思います。
これからももっともっと高性能で住まいやすいお家をリーズナブルな価格でご提供できるように頑張りたいと思います。
次の土曜日18日の同じ番組「ゼロイチ」にも、別のお家(BBQハウス)が紹介される予定です。
前日などにまた、またメルマガでお知らせしたいと思います。
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