会員登録・ログイン パートナー企業申請
ロゴ
有限会社 水戸工務店

造作家具ってなんですか?

水戸工務店代表の小林弘典です。

しばらくメルマガを送れておらず、
読者の方には失礼いたしました。

メルマガが本業ではないとはいえ、
もう少し頑張って書くようにしたいと思います。

ところで、先週末は急に暑くなりましたね。
徒歩で外出したら、背中に汗が付くほどです。

まだまだ夏前、と考えると少し憂鬱ですね。

さて、今日は造作家具の話です。

造作家具とは?

私たちが造作家具というと、
現場に合わせて作る家具ですね。

弊社は、大工さんがいる工務店ですので、
全ての家で造作家具を作っています。

ここ20年くらいで、家具を作ってない家ってあるかな?
と考えても、思いつかないくらい。

昔は家具屋さんで売ってないものは作る、という事が多かったのですが、
今は建物に一体感を持たせたり、より便利に使うために作っています。

様々な形の家具を作っていますが、弊社の定番と言うと、
キッチンカウンター収納です。

こんな感じ。
https://m-mitok.jp/l/m/gYEPJTgxtcQBik
最近の完成見学会に参加された方は皆さんご覧になっているかと(笑)

このカウンター収納も、ご要望により多少は変形しますが
形がほぼ決まっています。
ただそれも最初から決まっていたわけではありません。

一番最初にこのタイプを作ったのは、
18年前に私の自宅を作った時です。

当時はこんな感じです。
https://m-mitok.jp/l/m/KUSFU08bxAPzV4
あまり形状が変わっていないので、ある意味完成度は高い
自画自賛です(笑)

この形が出来たのには理由があります。

当時は対面式キッチンが流行っていた時代だったのですが、
対面式キッチンはダイニングやリビングから当然よく見える。

なので、食事を作ってもキッチンの片付けしてからでないと
散らかっているのが気になって食事が出来ない、
なんて声もありました。

そこでキッチンの手元を隠すことが出来るように
カウンターを付けることが多くなったのですが、
そのカウンターの用途が難しい。

どうせカウンターを作るなら、高めの椅子を使って、
そのカウンターで食事を済ませれば忙しい朝でも効率的、
なんてイメージがある方もいますよね?

でも、実際は使いにくい、と私は思います。
ハイカウンター用の高めの椅子は、乗り降りも大変。
しかもほかの用途に使う事も出来ない。
ハイカウンターのほかに、普通の食卓と椅子を置くのなら、
それなりの面積を確保する必要がある。

そして大体ハイカウンターは使わなくなる。
それこそ、食事を運ぶための一時置きや、
ただの荷物を置く場所になってしまう場合も、、、

なので、私は自宅にハイカウンターは作りたくなかった。
それよりも、食卓でも出来るだけゆっくり過ごしたい。

なら、食卓で使う取り皿などが収納できて、
必要な時にすぐに取り出せるといいな、
カウンターの上に散らかりがちなものもしまえるといいな、
と言う必要性から始まっています。

その後、カウンターの上に乗せがちになる書類などを
仕舞うためのオープンな収納部分を付け足しました。

在宅ワークが増えた時代でもあるので、
ワークススペースになるカウンターも一体化すれば、
食卓の椅子を少し動かすだけで事足りる。

こんな感じで、家具の形が定番化するにも物語があります。
そして今もいろいろな要望を聞いて家具の形を考えます。

家づくりの専門家だから出来る。
大工さんがいるから思いをカタチに出来る。

何をしたいのか、どんな使い方がしたいのか。
素材や色合いは何が理想なのか。

住まい手やその家とともに味わいを増していくような、
住むことが楽しくなるような家具を一緒に考えてみませんか?

私たちがそのお手伝いをさせてもらえると嬉しいです。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

また次回もよろしくお願いします。

それでは!

続きを読むには会員登録が必要です。

無料会員登録で、限定コンテンツ読み放題!