こんにちは。こんばんわ。
高橋工務店の高橋真悟です。
質問来てた。
「湿度について質問です。
絶対湿度と相対湿度について
教えてください」
今週はこの質問に対して掘り下げて
お話ししていきたいと思います。
先ず、私たち工務店が使う湿度は
2つあります。
絶対湿度と相対湿度です。
良く温度計に表示されているのが
相対湿度です。
???何が違うの?
お答えします。
まず絶対湿度について考えると、
これは空気1立方メートルあたりに
実際に含まれる水蒸気の質量を
示す指標です。
例えば、1m?の空気中に10グラムの
水蒸気が存在していれば、絶対湿度は
10g/m?となります。
この数値は温度の変動に直接影響されず、
純粋に水の量そのものを示すため、
実験や精密な環境制御、気象観測において
は特に重宝される指標です。
一方で、相対湿度は空気がその温度で
保持できる最大限の水蒸気量、
つまり飽和状態の水蒸気量に対し、
実際に含まれる水蒸気の割合を
パーセンテージで表したものです。
仮に、ある温度条件下で空気が
20g/m?の水蒸気を保持できるとした
場合、実際に10g/m?の水蒸気しか
存在しなければ、相対湿度は50%と
計算されます。
この指標は温度の影響を大きく受ける
ため、同じ絶対湿度の状況でも温度が
上昇すれば空気の水分保持能力が高まり、
相対湿度は低下します。
逆に、温度が低ければ空気が保持できる
水蒸気の最大量は少なくなるため、
わずかな水蒸気でも相対湿度は
高くなります。
この性質が、たとえば冬季に室内を
暖房で温めたときの乾燥感に影響を
与える要因となっています。
室内温度が上がっても水蒸気量自体が
増えなければ、空気の飽和容量に対して
実際の水分は少なくなり、相対湿度が
下がってしまいます。
これにより肌や喉が乾燥しやすく
なるのです。
逆に、夏場の高温環境では、空気中の
水蒸気が多く存在し、かつその温度下での
最大保持量が増大するため、
高い相対湿度となり、蒸し暑さや
不快感が生じやすくなります。
このように、絶対湿度と相対湿度は
それぞれ異なる視点から空気中の水蒸気の
状態を示しており、両者の違いを
理解することは、環境調整や健康管理、
さらには建物の断熱や換気計画など、
実際の生活や産業現場での最適な対策を
講じるために大変有用です。
相対湿度、絶対湿度について
今日は触れましたが、
わかって頂いたせしょうか?
明日は湿度の与える影響について
お話ししたいと思います。
今日はここまで。
それでは素敵なお家造りを
していきましょう。(^O^)
2025.6.9(月)№239
※タカハシ、次回の家百ライブ出演は
6月26日木曜日!!
お昼12時スタート
続きを読むには会員登録が必要です。