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株式会社あすなろ建築工房

解体時に負荷をかけない家づくり

こんばんは。
あすなろ建築工房の関尾です。

前回のメルマガで新型コロナウィルス感染のお話をさせていただいたところ、皆様からご心配のご連絡を多数いただきました。
自宅療養期間の7日間を過ぎてからは、ウィルスも消滅したようで喉の痛みもすっかりなくなり、現在では今まで通りの生活を送ることが出来ております。
ご心配おかけいたしました。

いろいろと聞いてみると、感染経験者には私と同じように喉の強烈な痛みを伴った人も多いようです。
皆様もご用心頂ければと思います。

自宅療養期間で一週間外に出ることが出来なかった影響もあり、その穴埋めもあって先週一週間はかなり慌ただしい一週間となりました。
取り急ぎの仕事も何とか片付き、後は年末年始に向けての仕事整理となります。

さて、本日は「解体時に負荷をかけない家づくり」の話をしたいと思います。

先日、建て替えのお客様の計画で驚いたことがありました。
ご両親様から引き継いだお家の建て替え計画なのですが、解体費用を算出してビックリ。
敷地内にはご両親様が30年前に建てられたRC構造の住宅がありました。
正確には、2階建てのRC造の上の3階部分を木造で出来ている「混構造」という住宅でした。
断熱的にも耐震的にも間取り的にもご満足されていないこともあり、息子さんご家族が建て替えをご希望されていました。
計画に先立って、解体工事の見積をしてみたら、なんと解体費が750万円(税込み)となってしまいました。

解体費が高騰していることは以前のメルマガでお伝えしたとおりです。
今回の金額は、通常の木造家屋の倍以上の解体費用です。
確かに「RC造の解体は、木造の倍の費用がかかる」と昔から言われていました。
以前のメルマガでお伝えしている通り、解体費用が高騰していて、30坪の木造住宅の解体費も300万円以上かかっている状況から考えると、その倍かかるということで、改めて考えてみるとその通りの金額です。

このところは、予想以上に想定以上に解体費用がかかってしまうことが続いており、悩みの種になっています。
750万円ともなると、計画自体も見直さなければならなくなってくる数字です。

今回はRC造(正確には混構造)ということで、通常の木造よりも高い解体費となりました。
RC造とは、「Reinforced Concrete」の略で、日本語に翻訳するとすると「補強されたコンクリート」という意味となります。
コンクリートの強度を高めるために、コンクリートの中に鉄筋を埋め込んで強くしています。
素材自体が強くなっているので、それで造られた建物は地震にも強く、火にも強く、耐久性も長いものです。

耐震性が高く、防火性が高く、耐久性も高いので、RC造は建築物としてはメリットの大きな工法ではあると思うのですが、いざ解体するとなると大変です。
硬くて丈夫なコンクリートを粉砕しなければなりませんので、それはそれは大変です。
通勤途中に見かけたRC造マンションの解体の様子がこちら
https://asunaro-studio.jp/l/m/FT2BAdackxPraq

木造住宅も基礎部分は、RC構造なので、その部分としては解体は同じです。
しかしRC造となると、屋根も床も壁もRCで出来ていますから、上部の解体には労力が相当必要となってしまいます。

解体の期間も木造に比べると長くなり、音や粉塵の量も大きく違ってきます。
しかも住宅地内となるので、近隣への負担が大きくなります。
極力近隣に迷惑とならないように配慮をしながらの解体作業となります。
費用的にも近隣にも相当な負荷をかけての解体を行わなればならなくなるのがRC造となります。

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