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株式会社プレゼントデザイン

苦悩の上の竣工

こんにちは。
プレゼントデザイン 川端です。

さてさて、このメルマガは、少し勇気が必要です。

昨日、あるお家が竣工しました。

とても嬉しい日でしたが、
正直に言うと、ここまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。

途中から、ご主人が打ち合わせに参加されなくなりました。

きっかけは、私が少し踏み込んだお話をしたことにあります。

家づくりに慎重な方は、年々増えていると感じます。
石橋を叩いて、叩いて、叩いて渡る。

その姿勢は、決して悪いことではありません。
むしろ、ご家族を大切に思っている証拠だと思います。

ただ、着工後に決まったことが揺らぎ、
変更が重なってしまうと、現場にも負担がかかってしまいます。

職人さんの段取り。
材料の手配。
工程の組み直し。

家づくりは、多くの人の時間と責任で成り立っています。

そこで私は、

「たくさんの変更をご希望されるのであれば、
一度現場を止めて図面を整理するか、
週に一度、しっかり時間を取って進めませんか?」

とお伝えしました。

今思えば、もう少し不安に寄り添う言い方もあったのかもしれません。
現場を守ることはできても、
ご主人の迷いや葛藤を、十分に受け止めきれなかった部分もあったように思います。

その後、打ち合わせは奥様中心になりました。

ご主人の想いを、奥様を通して形にしていく。
簡単な作業ではありませんでしたが、
現場と協力しながら、一歩ずつ前に進めました。

今回のお客様は、私に出会うまで3年以上家づくりを模索され、
私との設計も大きな変更を含めて1年以上。

「失敗したくない」
「家族を幸せにしたい」

その強い想いがあったからこその時間だったのだと思います。

でも、私は最近こう感じています。

100点の家を目指すと、
家づくりはとても苦しいものになります。

90点を目指して、
残りの10点は、ご家族で育てていく。

その余白があるほうが、
家はやわらかく、長く愛されるのではないかと。

昨晩、奥様からLINEをいただきました。

「無事に引き渡しを終える事ができ、とても長ーい道のりでしたが、満足いく良い家が完成し嬉しいです。
ご迷惑をお掛けすることも多々あったと思いますが、建築してくださった家で、家族みんな笑顔で生活出来そうです!」

これを読んだとき、
正直、私はほっとしました。

長い時間をかけてきた分、
ご満足いただける家をつくることができたのが、
ただただ嬉しかったです。

竣工とは、完成ではなく、
新しい暮らしが始まる日。

そして同時に、
私にとっても、大きな学びをいただいた時間でした。

長い時間をご一緒できたことに、心から感謝しています。

奥様、本当にお疲れさまでした。
引き続きよろしくお願いいたします。

それでは、また次回。

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