こんにちは。
プレゼントデザイン 川端です。
昨日のメルマガ、ごめんなさい。
少し、メルマガの域を超えてましたね。
大変失礼しました。
昨日は、明日は黄金比と白銀比について、
書こうと息巻いてましたが、
小休止の話を書きます。
基本、ほとんどの人が、
生まれ育った場所が違います。
特に、欧米と日本では、
住宅の文化そのものが違うので、
単純に海外の真似をしてうまくいくとは、
限りません。
ちなみに、私が生まれ育ったのは、
2階建ての長屋の賃貸。
長屋なので、壁ひとつでした。
もちろん、隣の家の声は丸聞こえ。
途中から、右隣は畳屋の倉庫になったので、
夜はネズミの大運動会でした。
思い返すと、ひどい場所で暮らしていたのだなぁ、
と感じますね。笑
そんな幼少期でしたが、私のお気に入りの場所は、
屋根の上でした。
1階が大きく、2階が狭い家の作りだったので、
2階から屋根に出れて、よく母がそこに布団を干してました。
屋根も緩勾配で、寝るには最高の場所でした。
個室はなく、私と兄は3畳くらいの場所に、
二段ベッドで寝ていて、
勉強机は共有でした。
私の年代(50代以上)は、そんな暮らしに
不満が強かったので、
4LDKという欧米の部屋割りが主流になっていきました。
確かに、私ももうこたつに家族5人足をいれて
冬を耐えるのは、できそうにはないので、
必要な変化だったと思います。
しかし、なぜか、狭い空間がとても落ち着く自分がいます。
そして、窓から空が見えるとほっとする。
住宅がずっと不自由な暮らしだった分、
その反動で、広さや明るさを追求するようになりましたが、
日本人のアイデンティティでは、
どこか畳の香りに安らぎを感じたり、
家族全員で寝ることで、狭さより安心感を得ることがあります。
もちろん、それは私たちの年代の哀愁に近い感覚なので、
私の子供世代はまた違うことを思い描くのかもしれません。
ただ、その子供たちにも、
日本の古い町並みや、和室の空間が、
なぜ、心なごむものなのかを、忘れないでいてほしいと思います。
それが黄金比と、白銀比の違いだと思います。
興味のある人は、調べてみてください。
それでは、また次回。
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