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結露計算してるのですか?いえ、してません。

こんにちは。こんばんわ。
高橋工務店の高橋真悟です。

「御社は結露計算をされているのですか?」

ちょっと前の事ですが、壁体内結露の事について
聞かれました。

「結露計算?1棟ごとにはいたしません。」

「地域や、断熱構成が変わればしますが!!」
が正解です。(^O^)

今日は壁体内結露について、定常計算と
非定常計算について書いていきたいと思います。

壁体内結露とは、
壁の内部で発生する結露のことです。

外部と室内の温度差や湿度の影響で、
壁の中に湿気が溜まり、結露が生じます。

これにより、建材の劣化やカビの発生が
引き起こされることがあります。

ですので壁体内に結露が起きないように使う
材料の構成を計算します。

先に行っておきます。

タカハシ工務店は定常計算をしています。

定常計算と非定常計算について説明して
いきたいと思います。

何が違うか?それは時間の取り扱い方に
大きな違いがあります。

定常計算は、時間が経過しても物理量が
変化しない最終的な状態を求める計算です。

例えば、室内の温度が一定になるまでの過程を
無視し、最終的な温度分布のみを求める場合に
使用されます。

この計算では、途中経過に物理的な意味はなく、
定常状態に達するまでの時間を知ることは
できません。

一方、非定常計算は、時間の経過に伴う物理現象
の変化を追跡する計算です。

例えば、冷房をつけた室内の温度が時間とともに
どのように変化するかを解析する場合に
使用されます。

非定常計算では、解析全体を短い時間に区切り、
少しずつ時間を進めながら次の時間の現象を
求める作業を繰り返します。

このため、途中経過にも物理的な意味があり、
最終状態に至るまでの変化の様子を詳細に
知ることができます。

非定常計算は、得られる情報が多く、
現象の詳細な理解に役立ちますが、
その分計算時間が長くなる傾向があります。

特に、複雑な物理現象を扱う場合には、
計算リソースの消費が大きくなるため、
適切な計算ソフトの選択が重要です。

非定常計算において有名な計算ソフトの一つに
「WUFI」があります。

WUFIは、非定常熱湿気同時移動解析プログラム
であり、建物の壁や屋根の熱・湿気挙動を
シミュレーションする際に使用されます。

例えば、WUFIを使用することで、時間とともに
変化する建材の湿気挙動を詳細に解析できます。

また、WUFIは様々な気候条件に対応しており、
現実的なシミュレーションが可能です。

このように、定常計算と非定常計算は、
時間の取り扱い方や得られる情報の詳細さに
違いがあります。

非定常計算では、WUFIのような高性能な
計算ソフトを活用することで、複雑な物理現象の
詳細な解析が可能となります。

定常計算と非定常計算の違い分かっていただけましたか?

タカハシ工務店はその地域で一番悪い状態の時に
結露しない構成で
お家を建てています。

ですので冒頭に言った通り定常計算と言うことです。

お家を建てる事をお考えの方は、
「その構成は結露計算されているのですか?」
と、一言聞くのも大切かもしれませんね。

今日はここまで。
それでは素敵なお家造りを
していきましょう。(^O^)

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