こんばんは。
あすなろ建築工房の関尾です。
昨日は、先週に完成見学会を開催した
「活彩の家」のお引渡しを致しました。
土地探しからのお付き合いで、
最初にご相談をお伺いしたのは
５年も前になります。
当時１歳のお子様も６歳になって、
もう小学生です。
ご両親と一緒に成長を
見守ってきた感じがしてしまいます。
本日のお引渡しでは、
そのお子様が新しいお家を
とても気に入ったらしく、
何度も私に「ついてきて！」って、
気に入った場所をうれしそうに
案内してくれました。
お家を引き渡す時って、
設計者は少し寂しい思いをします。
大事に大事に育ててきた我が子を
嫁に出すような心境と
ているのかもしれません。
設計期間と工事期間は
ある意味あっという間。
これから家守り工務店として、
長い長いお付き合いが始まります。
これから家とお子様の成長も楽しみです。
さてそろそろ本題に。
前回、前々回と建売住宅に
関することをメルマガで
お伝えしてきました。
反響が大きく、
たくさんのご感想を頂きました。
ということで、今回もその流れで
お話をしてみたいと思います。
このところ新規にお問合せのお客様から
「土地探しからの新築を検討しているが、
材料価格が高くなっていて
予算が合わないので、
中古戸建を購入して
リフォームして住むことを
検討している」というお話を
頻繁に耳にするようになりました。
相談の中には
「気になる築浅の住宅があるので
見て欲しい」との相談もあります。
「気になる物件は建売ですか？」と
お伺いするとその答えのほとんどが
やはり建売住宅です。
ハウスメーカーや工務店の施工の
住宅ではなく、必ず建売の住宅なんです。
築浅で中古で売りに
出ている住宅で、
ハウスメーカーや
工務店が施工した住宅は
あまり聞いたことがなく、
流通に出ている住宅は、
ほとんどが建売の住宅です。
ではなぜ建売住宅が築浅で
売りに出ることになるのか？
今日はその理由を
お話したいと思います。
本日は「築浅中古住宅ってどう？」
のお話。
あすなろ建築工房は、
断熱性能向上リフォームも
得意としていることから、
断熱リフォーム工事のご依頼を
頂くこともとても多くあります。
このところ増えているのが、
築浅の建売住宅をご購入されて
お住まいになっている方からの
リフォーム工事のお問い合わせです。
ご連絡頂く内容が
「３年前に○○町に建売の
３階建て住宅を購入して
居住しています。
冬は１階部分がとにかく寒く、
夏は３階部分がとにかく暑いです。
我が家も断熱改修をしたいと思い、
ご連絡させて頂きました。」
という内容です。
最短では「住み始めて一年」と
いう方もいらっしゃいました。
実際にお伺いしてみると、
玄関から個室に掛けて
「パズルマット」と呼ばれる
大きなジグソーパズルみたいな
フワフワしたマットが
敷きならべてあるお家が
とても多いです。
「パズルマット」と
呼んでいるのはコレ。
https://asunaro-studio.jp/l/m/5ACB4WnoZeLeXy
「１階はスリッパを履いていても
底冷えしてしまうので、
仕方なくコレを敷いています」
ということです。
写真で見るとこんな感じです。
https://asunaro-studio.jp/l/m/S4qzq9u9S5TPgg
出入り口やクローゼットの
扉部分には敷くことが出来ないので、
その部分が敷かれずに
切り欠かれていますね。
苦労の後が見て取れます。
「これでも、この部屋で
寝ていると余りの寒さに
耳が痛くなってしまいます」
とおっしゃいます。
また、３階の部屋は、
夏に冷房の効きがとても悪く、
冷房も付け放しにしている
という話もよく聞きます。
夏の冷房代も月に３万円も
かかっているとのことでした。
あまりに暑いので、
夏は子供たちは
２階のリビングに布団を敷いて
寝ていたりするという方も
いらっしゃいました。
もっと極端な例では、
３階建てのお家なのですが、
１階の寒さと３階の暑さを避け、
ほぼ２階だけで生活されている方も
いらっしゃいました。
２階のリビングに
２段ベッドを置いて、
そこを子供部屋にし、
リビング無しの生活です。
ご主人のワークスペースは
２階の廊下の一部でした。
結果として、
３階は完全な物置空間になり、
１階は主寝室として
寝るだけの部屋となっていました。
皆さん口をそろえて
おっしゃることは
「とにかく冬の寒さと
夏の暑さで困っています」
とのことです。
そこで、断熱性能向上リフォームを
ご希望されているのですが、
断熱改修工事というものは、
実はとても難しい工事となります。
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