こんばんは
クオホーム本田です。
今日午前中は京都に。
そのままとんぼ帰りで
事務所で内勤をしていました。
本日19時~
インスタライブをしています。
https://m.quohome.com/l/m/F5aOdrtcfNjNdr
クオホームのアカウントから設計や
インテリアなどゆとりのある
配信を兵庫県の工務店でやっています。
さて本日は設計の話を。
昨日、2025年最後の
ファーストプランの
ご提案が終わりました。
ここに至るまでに
大変お時間を頂きました。
実は、今回のオーナー様は、
弊社も検討していたけど
予算的な事も含め、他社で
一度家づくりを進めていました。
しかし、どうも納得できなかった。
と、改めて私に連絡が
ありそこから家づくりを
一緒にすることに。
めちゃ嬉しかったですが
その期待とプレッシャーは
大変です^^。
設計開始まで少しお時間頂きましたが
昨日無事ファーストプレゼン終了。
設計案の意図を、じっくりと
ご説明しましたが、終わっても
ご夫婦共にシーンとしてました・・・。
(あれ、イマイチ??汗)
って焦りました。
が、「感動しています!」と。
・・・ホッとしました(笑)
オーナー様が家づくりに
何を求めていて何を重要視
しているのか?を汲み取る事
できたかなと、とりあえず安堵です。
ファーストプランから
「ここをこうしたらもっと
よくなるし、こんな感じで変化も
可能ですよー」という事をお伝えして
一旦お持ち帰り頂きました。
持ち帰り冷静に見てもらって
家族で話をする時間も大切。
この設計案を元に来週少し
ブラッシュアップ。そこから
しっかりと細かい修正や提案を
入れていきます。
今回も弊社提案の天龍焼杉の
家になりそうで楽しみです♪
引き続きよろしくお願いします。
そう言いながら年明けすぐに
次の方のファーストプランの
提案がありますので同じく悶々と
しながら練っっていますが(笑)
初回プランの際、
私がまず最初に考えるのは
やっぱり「屋根の形」です。
これは私の中では設計者としての基本。
むしろ、屋根の形が決まらないと
間取りが描けません。
実はプロの設計者は「上から設計」します。
いきなり1階の間取りからスタートしない。
屋根→立面(外観)→内部の構成
この順番で構想を固めます。
屋根のかたちは家全体の
シルエットを決める大事な要素。
同時に雨仕舞や、日射の取り入れ方、
そして将来のメンテナンス性まで
すべてに影響を与えます。
なのに、間取りから先に描いてしまうと
「とってつけた屋根」になります。
例えば間取りが複雑に
入り組んでしまうと、屋根形状もグチャグチャに。
屋根の数が多くなれば
雨漏りリスクも上がるし、
施工コストも上がります。
家の印象も散漫になりやすい。
特に片流れ屋根なんて一歩間違えば
プレハブ感が出てしまいます。
だから最初に「美しい屋根の形」を決める。
その屋根の下に必要な空間が収まるように
間取りを組んでいく。
設計者の私から見ると
このアプローチが一番合理的で、
結果的にコストも抑えられて
住みやすい家になります。
でもこれは、CADが使えるとか、
プレゼン資料が上手いとかいう
表面的なスキルではなく、
「構造」
「温熱」
「光と風の流れ」
そして「外観バランス」など、
家づくりの根本を理解していないと
できない考え方。
だから逆に間取りを先に
描いてしまう設計者は正直、
設計を「構造」として
理解できていない人が多い。
屋根を先に描くというのは
「暮らし方の器」としての家を
本質から考える姿勢なんです。
見学会などで
「この家、なんか落ち着きますね」
って言われることがありますが、
それは屋根→外観→内部の順で
設計しているからこそ
家全体に一体感が出て
落ち着きやすい空間になるのだと思っています。
間取りソフトでポチポチ作ったような家と、
上から丁寧に設計された家では
見た目以上に中身が違います。
設計者の力量が試される部分。
これから家づくりをされる方は
「この設計者は屋根から考えてるか?」
という目線でも相手を見極めてください。
ご参考に。
では、では。
その「屋根から書いた」
完成見学会が1月18日~開催です。
https://m.quohome.com/l/m/mPnvu8OgSTI0lA
インナーガレージ2台付のお家です。
この機会をでしか見れないので
是非ご予約ください。
お待ちしています。
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