こんばんは!
マルトの澤田です。
お客様からの相談でちょっと気に
なるネタがありましたので、今日
はそれをお話しします。
新築にお住まいの方や、これから
建てる方にはほぼ無関係のネタ
ですが、中古物件を購入して
リノベする方や、今お住まいの家を
リフォームしようとお考えの方は
結構大事な問題です。
今新築を建てる時には、まず確認申請書
という書類を造ります。
行政に、「こんな家建てますけど法的
に問題ないですかね?」って確認して
もらう書類です。
確認して問題なければ確認済書が
もらえまして、これでようやく着工
出来るのです。
その途中に中間検査があります。
これは、後で見えなくなる構造的な
部分の確認や、そもそも計画通り家
が建っているかの確認をしてもらいます。
そして最後は完了検査ですね。
2000年より前の建物は、この中間検査
がそもそも義務化されたませんでしたし
完了検査も行われてない家が結構存在
しています。
検査していない家が半数以上とか70%
以上なんて情報もありました。
特に2000年以前の建物は申請通りに
造られていない可能性が非常に高い
訳です。
自分の家の確認申請が無いとか
完了検査を受けてないからって
遡って何か罰則がある訳ではあり
ませんので、そこはご安心下さい
問題はリフォームするぞってなる
これからです。
今年の基準法の改正により、リフォーム
工事での建築確認申請の提出が厳格化
されました。
大型のリフォームは基本的に建築確認
が必要と考えて頂きたいですし、小さな
リフォームや増築でも内容によっては
建築確認が必要になります。
その時に既存の家の建築確認申請が無い
とか、完了検査が無い場合
「既存不適格」
という判断になり、改めて建築確認を
取り直さなければならないような事も
おこります。
全面リフォームをする時は、構造や
断熱など根本的な見直しをかける事が
多く、結果的に構造の見直しはあり
ますから、建築確認の再取得は問題
ありません(それでもかなりの費用が
発生します)が、一部のリフォームや
増築などの場合でも、改めて調査した
上で、再度確認申請を提出しなければ
ならない場合があります。
そうなると、申請費用がかかるとか
いうよりも、不適合な部分を直すのに
とんでもない費用がかかる事になり
ますので、しっかりと調べた上で、
リフォーム内容も検討する必要が
あります。
恥ずかしながら、、、
私がまだ仕事を始めだした30年前は
確認申請から変えて施工する事が
結構ありまして、完了検査が受け
られず、引き渡した物件も正直あります。
ウチだけに限らず、そういう家は
データ通りだとするとほとんどの
家がそうなっていると言っても
過言ではありません。
まずは工務店さんに希望するリフォーム
の内容を伝え、その内容に応じた事前の
調査をしっかりとしたうえで、進めて
いくのが良いでしょう。
ではでは
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