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株式会社 マルト

理想と現実のあいだで。2025年は「もどかしさ」。

こんばんは!
マルトの澤田です。

いよいよ今年も残すところあと
わずかとなりました。

弊社の営業は明日(27日)までで
新年は1月5日が仕事始めです。

私は28日、、、いやもしかすると
29日も仕事かも(泣)

それはさておき、この1年は非常に
もどかしさを感じる1年でした。

お客様の理想と、市場の現実との
乖離がかつてないほどに広がった
と感じたからです。

年内最後のメルマガは、今私が
切実に感じていることを
お伝えさせて頂きたいと思います。

皆さまご存知の通り、昨今の価格
高騰は住宅業界にも容赦なく押し
寄せました。

仕入れ先の変更や施工方法の
合理化など、様々なコストダウン
を検討してきましたが、高騰する
材料費と人件費はそれらの努力を
簡単に飲み込んでいきました。

さらに、国の方針も含め、業界が
「高性能化」へと舵を切った今、
かつては2,000万円台で手が届いた
注文住宅も、現在は2割~3割もの
上乗せが必要なフェーズに入って
います。

この物価上昇に所得が追いつかない
現状は、特に若い世代の方々に
とって非常に過酷なハードルと
なっています。

「2,000万円が予算のMAX。でも
 暮らしの質は落としたくない」

そんな時、私たちが一つの解として
ご提案しているのが、「今の住まい
の改修」や「中古物件を購入しての
リノベーション」です。

新しく土地を買って家を建てる
のに比べれば、リノベーションは
費用を大きく抑えることが可能です。

家全体をリノベ-ションしなくても、
リビングやキッチンなど、家族が
一番長く過ごす場所を集中的に
改修すれば、限られた予算の中
でも劇的に暮らしを快適にする
ことができます。

ただし、ここでもお伝えしておか
なければならないのは、リノベ
もまた、新築と同様に材料費や
人件費の高騰の影響を強く受けて
いるということです。

決して「昔のような安価」で
できるわけではありません。

たとえ部分的な改修であっても、
性能や質にこだわればそれ相応の
コストがかかるのが今の時代の
真実です。

新築にしろリノベにしろ、予算を
最優先にするならば、何かを削るか
、規模を小さくするか、あるいは
別の選択肢を探るという「決断」
が必要になります。

しかし、私たちは単に「箱」を造る
だけでなく、住む人の数十年先の
幸せをデザインすることも大切な
仕事の一つです。

予算が合わないからと言って、
間取りや性能や仕様といった大事な
部分を削ぎ落としてまで新築や
リフォームをする事が、本当に
住まい手さんにとって幸せなのか。

この境目ですごく悩んだ1年でも
ありました。

ただ、お客様にお伝えしたいのは、
予算だけで判断せずに、一度立ち
止まって、もう一度
「何のための予算か」
「何のための家づくりか」
を考えて頂きたいとうことです。

価格だけではない、その裏側にある
「暮らしの価値」を、これからも
丁寧にご説明し、納得感のある
着地点を一緒に探り続けていける
よう、来年も取り組んでいきたい
と考えています。

今年1年、多くのご縁をいただき
心より感謝申し上げます。
どうぞ、ご家族で健やかな新年を
お迎えください。

    2025年12月26日
      株式会社マルト 
         澤田 藤司徳

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