こんばんは。
あすなろ建築工房の関尾です。
昨日は住環境価値向上事業協同組合(SAREX)のワークショップがありました。
ワークショップのメイン講義は、メルマガ読者の方にとってもお馴染みのオーガニックスタジオ新潟の相模社長からの「SGメソッドで工務店を占う」でした。
「SGメソッド」とは、工務店分析がライフワークとなっている相模さんが長年の経験で見つけ出した「選ばれる工務店の達成度合いチェックリスト」のことです。
SGとは「相模」の頭文字です。
相模さんが工務店を分析する際に「これが出来るようにならないと選ばれる工務店にはならない」という視点で作られたものです。
チェックリストの冒頭には「SG(相模)の主観に基づき、優良な工務店がベーシックにできているべき事柄をリスト化したものです。 自社の「ヌケ」を発見し、ボトルネック解消するためのツールです。」と説明があります。
『経営・組織』『設計・施工』『商品力』『発信力』の4つの分野で、全部で83項目のチェック項目があり、重要度に応じて配点されています。
4分野でまんべんなく高得点出来ている工務店が「力がある」「お客様から選ばれる」とされています。
例えば『経営・組織』の分野のチェック項目には「自社の強みを理解し、伸ばそうと継続している」や「5年・10年先の長期事業計画がつくられスタッフと共有している」「定期無料点検制度があり、専門スタッフが対応している」などのチェック項目があります。
『設計・施工』の分野のチェック項目には、「会社にはエクスナレッジの本が30冊以上ある」や「施工範囲を車で1時間圏内と決めている」などのチェック項目があります。
『商品力』の分野のチェック項目には、「最低の断熱性能をHEAT20G1より良く設定している」や「許容応力度計算を全棟実施している」などのチェック項目があります。
一部のご紹介ですが、メルマガをお読みの方も「なるほど、それは大事だ」「なるほどその着眼点か」という項目があるものと思います。
昨日は、このSG式チェックリストを用いて、相模さん自ら、メンバー工務店の地の力の企業分析を行ってくださいました。
相模さんとはもう8年、9年前からのお付き合いになります。
実は8年前にこの初期版のチェックリストを用いて、あすなろ建築工房をセルフチェックした結果が残っていました。
2014年の12月にチェックした際には、あすなろ建築工房の自己採点は、100点満点中35点でした。(^^;
先日、新しく整備されたチェックリストで、再度自己採点したところ、89点まで評価を上げることが出来ていました。
8年前にチェックした際に、出来ていないところを重点的に取り組んで来たので、現在、お客様に選ばれる実力が付いてきたものと思います。
相模さんに感謝ですね。(^^)
この「SGメソッド」について、詳しくはまた別のメルマガでご紹介したいと思います。
さて、本日の本題に。
本日は「火災保険料大幅改定に対する裏技」のお話をさせていただければと思います。
今年の10月に火災保険が大幅に見直されます。
実は3月にお送りした「火災保険を深読み」のメルマガの際にも、10月からの値上げをご紹介させて頂きましたが、ここへきてお客様から「火災保険の対応について」のお問い合わせが増えてきたので、改めてお話しておきたいと思います。
まず、4か月ほど前の話になりますが、3月10日の日経新聞の記事。
https://asunaro-studio.jp/l/m/72WFmaCskgxDex
損害保険大手4社が10月から住宅向けの火災保険料を全国平均で11~13%引き上げます。
先のメルマガでもご紹介させて頂きましたが、国内で豪雨被害が近年多発したことや世界的な災害が多く起こっていることで保険会社がリスクを外部の転嫁するための再保険料が高騰していることが一番の理由です。
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