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クオホーム

湿気は敵?味方?正しい扱い方

こんばんは
クオホーム本田です。

本日は午前中は新規の
オーナー様と打ち合わせで
お金の話、土地の話と
自然素材の話。

合板フローリングと無垢。
どっちがいいのか?という
話題まで。

良きご判断をしていただけたら
嬉しいと思います。

さて、本日は
湿度コントロールの話です。

コラムも書いていますので
こちらをご確認ください↓
相対湿度と絶対湿度の違いを知っておこう。【快適な住宅のつくり方】
https://m.quohome.com/l/m/MgUO8eGgoafm7C

「夏はジメジメ、冬はカラカラ」
この日本の気候、なかなかに厄介です。

住宅にとって湿度管理は
温度管理と同じぐらい重要。

なぜなら、湿気は人にとっても
建物にとっても「ダメージ」を与えるからです。

例えば梅雨の時期に家の中が
ジトジトすると当然不快。

だけでなく、カビやダニの
温床にもなります。

一方、冬は乾燥して喉が痛くなったり
静電気がパチパチしたり。

住宅の素材にもダメージが出ます。

では、湿度をどうコントロールするか?

ポイントは3つ。

一つ目は「計測すること」

温湿度計を家に置いて
まずは湿度を見える化する。

「今日は暑いから冷房」ではなく
「今日は湿度が高いから除湿」
この判断ができるようになるのが第一歩。

二つ目は「家の性能」

気密が甘い家では、
外からの湿気が入ってきて
湿度調整どころではなくなります。

C値1.0以下の家でないと
計画的な湿度制御は難しい。

三つ目は「除湿機器の活用」

ここでよく出てくるのが
第一種換気システム。
確かに湿度交換タイプもあり、
機械としては優秀です。

でも、私としては
「メンテナンス性」と
「将来のリスク」を
しっかり考えるべきだと伝えています。

なぜなら、換気システムは
10~15年もすれば壊れてしまう。

フィルターも専用品が多く、
定期的に交換が必要。

さらに壊れた場合、
屋根裏のダクト配管を
ごそっと交換するような作業は
コストも手間も相当なもの。

なので私はあえて
置き型の除湿器も「あり」
だと伝えています。

特に最新の除湿機は性能も高く、
コンプレッサー式で電気代も安い。

寝室だけに置く、
洗濯干しスペースだけに置く、
こうした「ピンポイント除湿」ができる。

何よりメンテナンスがラク。

壊れたら買い替えるだけ。
フィルターの掃除も簡単。

設計段階から
「湿度コントロールの余白をつくる」
そう考えると、機械頼りすぎない
フレキシブルな考え方も大事です。

私の見解としては、「家中すべてを
完璧に調湿する」は無理がある。

だったら、
「湿気が溜まりやすい場所だけ」
「人が長時間いる部屋だけ」
を快適湿度に保てば十分です。

調湿建材(漆喰や無垢材)+
置き型除湿器+性能の良い家。

この3つが組み合わされば
かなり快適な住空間になります。

湿度対策は、見えないけれど
暮らしに直結する性能です。

ぜひ家づくりのタイミングで
考えてみてください。

ご参考に。
では、では。

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