凰建設の森です。
本日は全館空調講座
今日で講義は最終。
あとは受講生さんの
成果発表の回になります。
私たちは普段の生活で
「水」と聞くと、冷たいもの
エネルギーの低いものと
認識をすることが多いかと。
しかし、空調の世界では、
水は多くの場合、水蒸気の状態で
取り扱うことになります。
そして、水蒸気というものは、
あればあるほど、エネルギーが
高い状態にあることになります。
20℃35%の室内空気と
20℃50%の室内空気では、
単位体積あたりのエネルギー値は
1.2倍ほどになります。
暖房だけして加湿をしない、
20℃35%の空調であれば、
2.2kW(6畳用)エアコンで
済んでいたところ、
加湿もして20℃50%の
空気を作るためには、
2.5kWでも足りず、2.8kWの
エアコンを使わないとだめ。
ということになります。
プロも含めて、ほとんどの人は
加湿をすることにエネルギーを
使うという意識がありません。
なので、安易に湿度を上げる
ということを言いがちです。
これまたほとんどの住宅は
エアコンの容量なんて、
ものすごく過剰についている。
だから、どれだけ加湿をしても
思ったほど室温が上がらない
なんていうことはありません。
色んな偶然が重なって、
加湿はすればするほど、
丸儲けみたいな常識が
形成されております。
でも、実際にはエネルギーが
かかっている。え?どこに?
分からないですよね?
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