こんにちは。
プレゼントデザイン 川端です。
大阪に向かう新幹線の中です。
理事を務める1985の集まりなのですが、
基本、ZOOM でしたが、
理事の1人が抜けられるとのことで、
久しぶりに集まろうという話でしたが、
インフル蔓延、大雪、などで、
半分くらいの集まりになりそうです。
さて、マニアックなメルマガを書くと、
マニアックな感想をいただくのが、常でありまして、笑
今回もいつもの方から、ご質問をいただきました。
冬は窓からの日射取得で、十分ではないか?
笑
この考えは本州の実務者ほとんどの人がそう思ってますし、
私も数年前まそう思っていました。
確かに太平洋側は晴天率が高く、
晴れれば、南面の窓から、
日中は日射取得をして、家は急速に暖まります。
一方、日本海側は晴天率が低く、
窓からの日射取得は期待できる日は少ないので、
セオリーとしては、窓は小さい方が有利です。
それでは、太平洋側は、
雪や雨で、日射取得が得れない日はないのでしょうか?
太平洋側にも夜が来ます。
室内の温度管理としては、
1番、悪条件でも、目標の温度に近づくことです。
日射取得を最大限狙った住まいにすると、
高断熱にすればするほど、昼間オーバーヒートします。
しかし、日射取得の熱を夜まで活かそうと思うと、
高断熱にすればするほどいい、
という矛盾が生まれます。
ではどうするのか、
昼と夜で、窓の性能が変わればいい。
普通空気のペアガラスにして、
昼は日射取得をし、
夜は障子や雨戸を閉め、暮らし、
外皮性能はG2くらいに抑える。
窓周りにコストがかけれるなら、ありです。
明け方の洗面所の室温は場合によっては
20℃を下回りますが、
それを許容するかは、住まい手次第です。
一方、日本海側だから、
窓を小さくできるか?
それも疑問です。
窓の役割は、換気、採光という
雪の日には意味のないものだけではなく、
景色もあります。
エスキモーのように
窓のない住まいで冬を過ごすには
日本人は許容できません。
もちろん、温度にはこだわります。
こだわらないと、暖かさは個人の主観に置き換わります。
筋肉量の多い男性と、
女性では暖かさに意味は変わります。
何℃にこだわるかは、
それは人それぞれで良いと思います。
輻射暖房がなぜ流行らないかも書かれていましたが、
それはコストです。
エアコンが1番安価で、
暖房も冷房もできるからです。
予算があれば、PSという輻射暖房もおすすめです。
イニシャルもランニングコストもかかりますが。
ヒートポンプというのが、
省エネの観点では、現時点で優秀なのです。
江田島ゲストハウスでは、
エコワンのヒートポンプを使った輻射熱暖房をします。
採用したのは、輻射熱ではなく、
静かな暖房をしたいからです。
ゆくゆくは、井戸水を使った冷房もできないかなと
思っています。
昨日の補足をしたかったのですが、
少し長くなったので、また次回。
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