こんばんは
クオホーム本田です。
今日は施工中の現場を
いくつか回ってきました。
屋根の軒がしっかり出た家を見て、
改めて「長持ちする家の条件」を
再確認しました。
「軒を深くするかどうか」
これは設計の段階で
よく話題に上がるポイントですが、
結論から言うと、
深い軒のある家のほうが
圧倒的に長持ちします。
なぜか?
理由は大きく分けて3つあります。
1. 雨から外壁を守る
外壁が傷む最大の原因の一つは雨。
特に横殴りの雨が直接当たると、
外壁の塗装が劣化し、
ひび割れが発生しやすくなります。
軒が深いと、
壁際に雨が当たりにくくなり、
外壁の劣化スピードが遅くなります。
窓のサッシ周りからの雨漏りも、
軒が深いほうが圧倒的に少ない。
これだけでも十分にメリットがあります。
2. 紫外線のダメージを軽減
雨だけではありません。
紫外線もまた、
家の寿命を縮める大きな要因です。
塗装やシーリング(コーキング)は、
紫外線にさらされることで劣化します。
特に夏場の強烈な日差しは、
外壁の表面温度を
60℃以上にすることもあり、
塗料の劣化を早める原因になります。
しかし、軒が深いと
紫外線が直接当たる部分が減るため、
劣化スピードを抑えられます。
3. 夏涼しく、冬暖かい
深い軒があると、
夏は日差しを遮ってくれて涼しく、
冬は低い角度の日差しを取り込みやすいので
暖かくなります。
つまり、
「自然の力」をうまく利用できる。
これはエアコンの使用量にも影響し、
電気代の節約にもつながるので、
長期的に見れば大きなメリットです。
ただし、軒を深くする場合、
家のデザインや構造とのバランスを
しっかり考えないといけません。
例えば、軒が深すぎると
室内が暗くなってしまうこともあるので、
窓の位置やサイズとの調整が必要です。
また、耐風性も考慮する必要があります。
特に台風が多い地域では、
風に対する補強を
しっかり計画することが重要。
長持ちする家を建てたいなら、
軒の深さはぜひ検討してほしいポイント。
実際、昔ながらの日本家屋は
どれも軒が深いですよね。
これは理にかなっているんです。
最近は、デザイン優先で
軒がほとんどない家も多くなっていますが、
それだとどうしても
外壁や構造の劣化が早まるリスクが高い。
せっかく建てる家、
できるだけ長く快適に住みたいなら
「深い軒」、おすすめです。
ご参考に。
では、では。
追伸
3月15日16日は
完成見学会です。
https://quolp.biz/kansei-2025-03-15/
お待ちしています。
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