こんばんは
クオホーム本田です。
本日は午前中に建築中の
現場を2件ほど確認してきました。
その後は土地のご相談をいただいた
オーナー様のご希望エリアの候補地を
現地確認。
高低差や隣地との関係、
日当たりや前面道路の状況まで
しっかり見てきました。
さて本日の話題は「樹脂窓を使えば快適になる」
という話に少し違和感を
感じている方へ向けた内容です。
結論から言うと
「樹脂窓を使えば
家が快適になるわけではない」
という話です。
最近では多くの住宅会社が
「樹脂窓は断熱性が高い」として
売りにしています。
もちろん、アルミサッシより
熱を通しにくい樹脂窓の方が
性能は上です。
でもそれって、
窓だけを切り取った話です。
実際の家づくりでは
「窓だけ良くても意味がない」
というのが現実。
例えば、断熱性能が高い
トリプル樹脂窓を使っていても、
・家の断熱材の施工が甘い
・気密がとれていない
・そもそも間取りや配置が悪い
こんな状態だと、
「冬寒くて、夏暑い家」になります。
つまり、窓の性能はあくまで
家全体の快適性を構成する
1パーツにすぎません。
窓のスペックよりも
「家全体の断熱気密の考え方」と
「それを現場で丁寧に施工すること」
こそが重要だと思っています。
特に樹脂窓っぽい「アルミ樹脂
複合サッシ」だったり
せっかく樹脂サッシなのに
スペーサーがアルミだったり。
※防火地域は仕方ないけど。
それでは大して意味がありません。
逆に、アルミ樹脂複合でも
しっかりと設計と施工がなされていれば
快適な室内環境は実現可能です。
要は「樹脂窓=正解」ではなく
「どう設計して、どう現場で実現するか」
が勝負だということです。
さらに細かい話ですが
窓は大きさや配置によっても
熱の出入りに大きな差が出ます。
西日が強く入る位置に大開口を設けて
遮蔽なしでは、樹脂窓だろうが
トリプルだろうが熱は入ります。
夏、暑いです。
家の性能とは「一部の材料」で
決まるものではなく
家全体をどのように
バランスよく設計し、
正しく施工したかの「結果」で決まります。
住宅会社の営業トークで
「うちは樹脂窓ですから暖かいですよ」
という話が出たら
ちょっと立ち止まってください。
それ、ほんとに「全体の性能値」で
快適な家を保証してる話なんでしょうか?
窓のカタログスペックだけで
判断するのは危険です。
「どんな設計思想で、どんな気密施工をして、
どんな断熱材で、どんな換気計画なのか?」
こういった全体を見ていく必要があります。
素材も大事だけど、
それをどう使いこなしているか。
樹脂窓は道具です。
使い方を間違えると、
ただの高いガラスになってしまいます。
そんな残念な家づくりに
なってほしくないと思っています。
とは言いながらクオホームは
樹脂窓のトリプルガラスが
標準ですが・・・(笑)
ご参考に。
では、では。
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