凰建設の森です。
今朝は二日酔いからスタート。
なぜ？？と思い返してみると
昨日の仕事納めの後の忘年会で
森島ちゃんが作ってくれた
焼酎の水割りが焼酎9割だった
事を思い出しました。
好き放題やられました。
薪割をしようと思っていたのですが
回復したのが16時過ぎになり、
あえなく断念。
年末年始のお休みは初日から
躓いてしまいました。
さて、年末という事で、本日は
雑感的にお話をしたいと思います。
私は家づくりを生業としておりますが
いつも言うように、家を建てる事が
必ずしも正解だとは思っていません。
私は家を建てたいのではなく、
世の中を良くしていきたい。
自分の行いや仕事が、世の中が
良くなる方向に向かっているかどうか
というのが一番の座標軸になります。
断熱は好きですが断熱をやりたい理由は
脱炭素や地球温暖化、省エネになります。
では脱炭素がやりたいのかというと、
必ずしもそうではなく、脱炭素を
行わないと未来に生きる人たちが
とんでもなく苦労をするから、
脱炭素が必要なのだと思っています。
地域や国が豊かになる事と、
地球環境問題は、根っこの所では
矛盾を抱えた問題になります。
70億人の人間を養うためには
今の地球では荷が重い。
物騒な言い方をしますと、
地球環境だけの問題であれば、
人間が減れば解決するんです。
↓ ↓
https://ohtori1.com/l/m/DdPiCBGgHE7Om0
たった3か国が地図から消えるだけで
地球のCO2排出量は半分に。
それで問題は解決になります。
ものすごくドライに戦略を立てるなら
上位2か国が共倒れになる戦争を
上手に起こさせるだけでもいい。
しかし、そんなことはやってはいけない。
それでは社会や未来は豊かとはいえない。
日本の様々な問題も色々矛盾がある。
エネルギー問題を解決するのであれば、
全ての日本人が三大都市圏に集まって
効率よく住んだ方がいい。
倒れそうな地方を頑張って創生させるより
東京一極集中を推し進めてしまった方が
国全体のエネルギー効率や行政効率は
良くなっていきます。
エネルギー問題も解決したい。
地方の豊かさも解決したい。
人口減少問題も解決したい。
国際問題も解決したい。
いくつもの矛盾した問題を全部
解決したいと考えているから難しい。
結局綱引きの勝負が決まらぬまま、
全ての人類が不幸になる。
今のままのシナリオだとそんな感じ。
今後、人口減少が進み、
核家族化のペースを追い越すと、
世帯数減少が始まります。
住宅産業のパイは世帯数で決まる。
世帯数が減少に転じると、
いよいよ「新しい家、いらなくない？」
という事になってきます。
家が更に余りはじめ、
今のままの家づくりでは、
更に中古住宅の価値は下がる。
今現在で既に20年も30年も
経っている家なのであれば、
まだあきらめもつくかもしれない。
しかし、今から家を建てるのであれば
本当によく考えたほうがいいです。
2020年の国勢調査の報告が
順次上がってきております。
↓ ↓
https://ohtori1.com/l/m/YY8oDlpfu2dDvj
全国の世帯規模はどんどん減少。
平均の世帯人員数は2.21人。
これからもどんどん減るでしょう。
新築は今後も更に減る。
中古住宅の流通数は今後
次第に増えて行くことになります。
資産価値や、後で売るために
家を建てる訳ではありませんが
あなたの家に資産価値が残るなら
あなたの子ども達はすごく助かる。
今、建てられている新築住宅は
LDK、寝室、子ども部屋×２、＋α
という間取りが多いです。
しかし、将来もっと気軽に
ライフスタイルに合わせて
家を住み替える時代が来た時、
圧倒的に市場のニーズがあるのは
夫婦二人で住むための家。
今はその受け皿は、2DK程度の
アパートが担っておりますが、
ニーズが高いのは戸建て住宅。
LDK、寝室、寝室、＋α
LDK、寝室、＋α
という間取りで、長く住める
暖かい家であれば、
未来の需要はとても高いはず。
今の日本には、子育て世帯向けの
住宅ストックは十分すぎるほどある。
商売でも投資であっても、
みんなと同じことをやるのは
たいてい失敗することになります。
未来に家の資産価値を残したい
という事であれば、逆張りで
夫婦二人が住むのにちょうどよく、
プラスαでおまけ程度の
子ども部屋がある家がいい。
だって、それが日本で一番
少ない間取りの家だから。
希少価値が出るんです。
日本の住宅事情はまだまだ過渡期。
今の最適を求めて家を建てるか、
未来の最適を求めて家を建てるか。
非常に悩ましい所です。
ただ、アリとキリギリスの話の様に
未来の事を考えて備えておくことは
やっておいた方がいいと思います。
家づくりはあなたにとって最も
大きな買い物になります。
その買い物が、嗜好品や道楽の
位置づけであるならば、好きに
建てたらいいと思います。
しかし本来、不動産は資産です。
あなたの大きな買い物を道楽ではなく
資産にもしたいのであれば、
少し、経営感覚を持って家づくりを
してみると良いかと思います。
あなたの家を引き継ぐのは子ども達、
引き継ぐ立場になった時に、欲しいのは
道楽品でしょうか？資産でしょうか？
あなたは家を建てる経済力があった。
では、あなたの子ども達はどうでしょう。
勿論、一人前に生きて行けるよう
愛情をもって教育をしているでしょう。
しかし、子ども達はあなたではない。
どんな仕事をするのか選ぶのは彼ら。
現役世代のうちは、子ども達も何とか
やっていけると思います。
あなたが亡くなる位には、子ども達も
収入が無い年代になっているでしょう。
少なくとも、住む場所さえあれば、
老後の支出はその分抑えられる。
また、どうしてもお金に困ったなら、
お金に変える事ができる家。
私が遺すのであれば、
そんな家にしてあげたいと思います。
家を建てる仕事というのは、社会や
未来に対しての影響がすごく大きい。
これ以上、日本国民の資産を溶かす
家づくりをすると、本当に日本は
貧乏な国になってしまいます。
↓ ↓
https://ohtori1.com/l/m/ABD5iiIxci0o3O
国は個人が集まってできている。
あなたやあなたの子ども達が
豊かになることが、社会が
豊かになることに繋がります。
あなたはあなたの、私は私の
出来る範囲で精一杯、未来が
豊かになるように、
取り組んでいきたいものですね。
アルコールにやられて
うすぼんやりした頭で、
色々考えたことを雑多に
並べただけの文章に
お付き合いを頂き
ありがとうございました。
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