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株式会社 マルト

木の外壁の塗装は何にする?

こんばんは!
マルトの澤田です。

最近、この話題について色々な話が出てる
もので、一度整理しておきたいと思い
メルマガを書かせて頂きますね

先日メールにて、築10年のお客様から
外壁にコケが生えているというご相談が
ありました。

こちらの御宅は塗装された杉羽目板を
外壁に貼っております。

こちらの御宅は隣接する近隣住宅からは
一定の距離が空いており、風通しがすごく
悪い訳でもありませんが、ある北面の一部
からコケが生えてきました。

出始めたのが数年前で、最近特に色濃く
なってきたとの事。

これの原因は

1、塗装が剥がれてきた事
2、軒が無い
3、北面で且つ少し凹んだ間取り

であったからと推測されます。

塗装については築5年を過ぎると、表面
の塗料はほぼハガレます。
そうなると水分を弾かず、保水するような
形になります。

羽目板をタテ貼りにせず、横貼りにしたのも
少し水をためてしまった原因の一つに
なるかもしれませんが、何れにしろ
塗膜が無くなったのが一番の原因ですね。

次に軒が無い事ですが、基本この家は
軒が全てあるのですが、2階の子供さん
の布団を干せるように小さなベランダ
を作ったんですね。

色々理由もあって、そこだけはしっかり
光が入るように屋根もあえかけないよう
にしました。

その関係で、そこの外壁面だけは雨が
しっかりかかってしまいます。

また、そのベランダ部分だけ、家全体で
みると少し凹んだ場所に設置されています

凹んでいるというよりカケですね。

わかりにくいな。
こんな場所です。
  ↓
https://my59p.net/l/m/MxxIo84R9m91EQ

ここは先にも書いた通り、近隣の家々が
近い訳でもないですし、どちらかと言う
と広々している場所。

だけどここにコケが生えてしまいました。

まず北面であるという事で、濡れると陽が
当たらない為、乾きにくい場所であった
事と、少し凹んでいるために風が通りに
くい場所でもあったんですね。

これは私共も読み切れてなかった部分です。

風通しはすごく良い物件ですが、この凹み
があるだけで、他の面に比べると風通しが
悪かったと考えられます。
現に、同じ北面の凹んでない部分にコケは
発生しておりません。

外壁に木を使うと考えた時に注意したい点
というか結論は、

木は基本塗装しないと水分を保湿して
しまうので、塗膜が剥がれたらやはり
塗り直しが必要です。

そして軒も必要ですね。深く作れるのが
ベストですね

あと、風通し。
風通しは今回のように、想定外のパターン
もあります。

基本的には近隣が押し迫っているような
小さな敷地面積の住宅では、注意が必要
ですね。
それと建物にカケやハリを作らない工夫
も必要になりそうですね。

さて、、、

最近、お客様に外壁の木に塗装ってどう
なんですかってよく聞かれます。

私、、、

無塗装で良いです!なんて言っちゃって
るんですよね(笑)

おいおい、大丈夫なんかい!
今日言うてた話とちゃうやんか!

って言われそう。

安心してください。

昨年、無塗装の家を建てましたが、この
御宅は、周囲に一切家は建ってませんし
ハリカケの無い間取りに、しっかり軒を
付けております。

もちろん板はタテ貼りです。

こんなおうち
https://my59p.net/l/m/1dqr9RvJhYAApr

とはいえ軒があっても雨が降ればやっぱり
壁は濡れますが、周囲からしっかり陽が
当たりますので、きっと5年も過ぎてくる
とシルバーグレーの良い経年変化になって
きているハズです。

木の外壁を採用する時には基本的に、塗装
だったり、焼いてみたりと何らかの
コーティングはあった方が良いです。

但し、先ほどから話しているような条件が
そろう家なら、無塗装でも全く問題あり
ません。

立地条件だけでなく、間取りや施工・構造
で木の外壁の選択は変わってきますので、
参考にして下さい

ではでは

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