短パン半そでの楽しい暮らしを実現するぜ!
【たぶん日刊】
いつもありがとうございます、夏見です。
本日もメルマガご愛読ありがとうございます!
とうとう本気の寒さが来ました。
夏には冷房の快適さを求めますが
やっぱり冬の暖かさを
人は求めて生きますよね。。。
エアコンや床暖房のように効率よく
温めてくれる道具も便利ですが、
ゆらぐ炎を前にしたときに感じるあたたかさは、
どこか質の違うぬくもりがあります。
ただ温度が上がるのではなく、
炎の明るさや揺れ方までも含めて、
空間そのものがやわらかくなっていくような、
そんな感覚です。
それはただ美しいだけでなく、空間を構成する
寸法やバランス、光の入り方や素材感――
建築が持つ幾何的な構成が
身体を通してスッと入ってくるような、
そんな体験です。
たとえば、暖炉の前に置かれた一脚の椅子。
炎との距離感や、視線の高さ、
壁や天井に映る光の反射までが
ちょうどよくそろったとき、
「ここに座っていたい」と思わせる力が
その場に宿るのかもしれません。
「この高さが気持ちいいな」
「この奥行きが落ち着くな」
といった、感覚的な空間が
だんだんと自分の中に蓄積されていきます。
まるで音楽を聴いてリズムを覚えるように、
空間のリズムを感じ取るような
ものかもしれません。
そこに炎のリズムが加わると、
「このぬくもりの広がり方がちょうどいいな」
「この明るさだと心がほどけるな」
といった、新しい“あたたかさの基準”も
少しずつ育っていくように思います。
さらに、それが感性と結びつくと、
単なる数値ではない「心地よさ」として、
空間がより深くなっていく気がします。
ぱちぱちと薪のはぜる音、
少し焦げた木の匂い、
炎に照らされて少しだけ
オレンジ色になった壁面
そうした細かな要素が重なり合うことで、
「暖かかった冬の夜」という記憶が
豊かに積み重なっていきます。
たとえば、火を囲んで家族が集まるリビングや、
小さなストーブの上で湯気を立てるやかん、
ろうそくの灯りだけで過ごす静かな夜。
そういう体験が多ければ多いほど、
自分がどんな暮らしを求めているのかが
自然と見えてくるのかもしれません。
歴史を振り返ってみても、
炎はいつも暮らしの中心にありました。
囲炉裏やかまどの火を囲んで食事をしたり、
行灯やろうそくの灯りのもとで物語を聞いたり、
火は「暖をとる」ためだけでなく、
人が集まり、言葉を交わし、
季節の行事を祝うための背景でもありました。
火のある暮らしが
もしかして暖房だけではない
特別なものであるとしたら
冬はもっと豊かで神聖な
時期なのかもしれません
皆さんが出会った「いい空間」も、
そして「炎のある豊かな時間」も、
ぜひ教えてくださいね!
では!また明日!
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