こんにちは。
プレゼントデザイン 川端です。
今日は今年最後のインスペクションでした。
朝は、建売住宅の完成検査。
天井の断熱材はしっかり入っているのに、
コンセントから風を感じる。
壁の断熱材が薄いんでしょうね。
安いのには理由があり、
住宅は安くても30年以上住みます。
午後は地場工務店の工程検査。
地盤改良の立ち合いだったのですが、
施工計画書に書いている凝固剤が現場にない。
持ってきてもらうのに、現場で1時間待機。
久しぶりに2時間半現場にいました。
自分の現場でも打ち合わせ以外はないです。。笑
年の瀬ですが、
バタバタしてはいけないですね。
さて、今日は換気の話。
ネット上では、
第一種熱交換が正義、
第三種換気で十分、
パッシブ換気もあるよ。
なんて、話が出ていると思いますが、
(私はほとんど建築ネット情報はみない)
私的見解は、
ドイツ系のグループに入っている人、
もしくは、寒冷地のエリアの人は、
第一種熱交換器推しが多いです。
パッシブデザイン系の会社、
自然素材推しの会社は
第三種換気が多い。
という印象です。
ドイツ系は、パッシブハウス認定を取るためには
熱交換が必須なのです。
そして、ドイツのでかい換気扇を入れる。
パッシブデザイン系は、
全体的な一次エネルギーを言ったりするので、
第一種熱交換はエネルギーを結構使うので、
温暖地では費用対効果がわるいみたいな感じです。
現時点の私の選択はできればパッシブ換気、
だめなら、熱交換と考えています。
パッシブ換気は電力を使わず、
熱の移動を利用した換気方法です。
これを採用するには、
できるだけ、つながりのある間取りにする必要があります。
でも、お客様の中には、
部屋はしっかり区切りたいという人も、
一定数いらっしゃいます。
その場合はパッシブ換気は向かないので、
個別にダクトで、各部屋に給排気する必要があります。
ちなみに熱交換換気が一番コストが高いです。
高いですが、快適性が向上します。
よって、価格が高くなる意味を
きちんと説明できない会社は、
簡単な第三種換気を提案することが多いです。
ちょっと我慢の省エネ。
より快適なちょっと増エネ。
色んな高性能住宅があるので、
ネット情報をつむぐだけでは、
結果がともわないこともあります。
なぜか、私たち実務者も
ずっと頭を悩ましながら、
改善を続けているからです。
ネットには最新の情報から、
過去の情報もあるので、ご注意ください。
それでは、また次回。
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