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クオホーム

建築士が惚れた椅子、AP71

こんばんは
クオホーム本田です。

本日は来週打ち合わせ予定の
ファーストプランの調整作業。

配置計画を微調整して
より空間に広がりを
もたせる工夫をしてました。

どこを開けて、どこを閉じるか。
風と光と目線の抜け方を
パズルのように考えていきます。

こういうのはCADだけでは
なかなか見えてこないので、
紙と鉛筆でスケッチを
重ねながら考えるのが定番。

いい感じに収まりそうです♪

本日はハンスJウェグナーの
家具の話を。

ウェグナーって誰?
って方はこちらのコラムを。
https://m.quohome.com/l/m/rBTlGigngSjNFm

私が持ってるウェグナーの
ヴィンテージ家具は「AP71」↓
https://m.quohome.com/l/m/Iboo8Kz5jdBs3r
※私の好きなたためるシリーズの
椅子です♪

ウェグナーの手掛けた
名作パーソナルチェア。

この椅子、60年以上前に
デザインされたものですが
全く古びた印象がありません。

細部の造形、佇まい、バランス感覚。
どれを取っても「美しい」の一言。

私は縁あって、このAP71の
ヴィンテージを所有していますが、
やっぱりこの椅子には
設計者の「魂」のようなものが
宿っていると感じます。

ただの家具ではなく
「人が長く、豊かに
暮らすための道具」として
徹底して考え抜かれています。

ウェグナーの特徴は、
なんといっても「構造美」。

有名な「Yチェア」もそうですが、
背中を預けたときのしっくり感、
足を置いたときの安定感、
全てが人間の体に自然に馴染む。

「身体にフィットする建築」と
いっても言い過ぎではないと思っています。

ウェグナーは数多くの
椅子をデザインしていますが、
そのほとんどが今なお製造されている。

理由はシンプルです。
「美しいから」そして「壊れないから」。

こういう家具は、見た目だけではなく
「設計者がどう考えたか」という
哲学を感じられるのがいいところ。

住宅設計も同じで、住まい手の
暮らしを思い描いて細部に
まで意味をもたせていくと、
必然的に美しくなるものです。

ちなみに私の持っているAP71は
座面の張り生地を「Kvadrat(クヴァドラ)」の
ハリンダル65の生地をに張り替えています。
https://m.quohome.com/l/m/Bbl0r1Q2dsEm80

この生地は世界中の
建築家やデザイナーが
選ぶ高品質な張地で、
素材感と色味が最高。

ウェグナーの椅子にはKvadratの
張地が本当によく合う。

家具に予算をかけることを
迷う方も多いかもしれませんが、
壊れる設備に予算をかけるより
長く使える家具に
投資することの方が
暮らしにおける「幸福度」は
確実に上がります。

実際、家の性能を良くしても
そこに置かれる家具が
空間と合っていなければ
“ちぐはぐ感”が出てしまう。

家を設計する時には、
そこに置かれる家具の存在も
設計とセットで考える。

それが本当の意味での
「暮らしの設計」だと
私は思っています。

ウェグナーの家具を一脚、
丁寧に置いた空間は
それだけで「完成」する力を
持っています。

これから家づくりをされる方は
家具の選び方にも少し目を向けて
もらえると愉しみが広がると思います。

ご参考に。
では、では。

追伸
10月25日26日は完成内覧会です。
https://m.quohome.com/l/m/zIXsGHm9aqOvok
居心地の良さを体感してください。
※残り僅かです。

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