こんにちは。
輝建設のコハラです。
こんにちは。輝建設のコハラです。
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町家の改修で最近よくある悩みが「窓、どうしよう?」問題。
町家って、街中にあることが多くて、建物も密集しています。
だからこそ、外から見たときの意匠ってとても大事。
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でも、昔ながらの木製建具がそのままだと、とにかく寒い。
で、相談になるわけです。
「寒さをなんとかしたいけど、外観は崩したくない…」
わかります。
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めちゃくちゃ、わかります。
なので、当社でよくやるのが、
外側の木製建具は残したまま、
室内側にインナーサッシ(内窓)を
取りつける、という方法。
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これだと、
見た目はそのままに
断熱性能を高めることができます。
……が。
やっぱ、ガタついて大変やし、
道に面してへん、裏のトイレの窓やから
もうサッシにしよかなーとか、
新しい木建具にしようかなーとか、
思っても、そうは簡単に
入れ替えできない場合があります。
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ここで大きな壁が立ちはだかります。
それが、「防火地域」の規制。
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京都市や大阪市、奈良市など、
町家が多いエリアでは、
都市計画で防火・準防火地域に
指定されているところがほとんど。
このエリアで窓を新しくするには、
一般的には
「防火認定」を受けたサッシ、
もしくは「防火シャッター」で
対応しないといけません。
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つまり、よくある
“木で造作してペアガラス入れます”
みたいなのだけでは、完全NG。
隣家から火が出た時に
もらい火しないような
消防車がくるまでに
燃えないような仕掛けが必要なんです。
有無を言わさず
「防火サッシ入れてね」
「無理なら、防火シャッターつけてね」
という感じになります。
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でも、それだと
町家の外観が壊れてしまう……
そこで!町家といえばの京都、
京都市さん、やってくれました。
町家の外観を残しつつ、
防火性能も満たす「防火雨戸」を
開発してくれてるんです。
これ、ちゃんと防火認定も取れていて、
内側に防火サッシをつけることなく
外観を守りながら
改修が可能になります。
詳しくはこちら↓↓↓https://m.terukensetsu.jp/l/m/jNu5RzVJFa4F3d
実物を見る機会もありました。
↓↓↓
https://m.terukensetsu.jp/l/m/QwizVZ21rYLnH4
防炎発泡剤?
火がつくと難燃性の泡になって
隙間を埋めるものらしきものが
ついていました
↓↓↓
https://m.terukensetsu.jp/l/m/qfd9SDMAMX1JJF
京都市景観まちづくりセンターさんで
展示されていました。
↓↓↓
https://m.terukensetsu.jp/l/m/f3jOw8SVzSabp6
ということで、また次回。
=====追:
町家の改修、ほんとケースバイケースです。
でも、意匠も性能もあきらめないで、どっちも大事にする方法、いろいろありますよ~。
ご相談、お気軽にどうぞ!
実はもう一つ、
造作雨戸でクリアーする方法があります。
その話はまた今度。
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