こんばんは
クオホーム本田です。
今日は午前中に
工事中の現場を巡回して
屋根工事の進み具合をチェック。
午後からは移動して
大阪に来ています。
MOKスクールの講義を
拝聴していました。
今回の講師は
飯塚豊さん
https://m.quohome.com/l/m/ou0ihlagEcuh5c
業界では有名な本ですね。
って事で外観デザインの話を。
住宅の顔とも言える外観。
この印象を決めるのは何か?
結論から言います。
家の外観デザインは
「屋根」でほぼ決まります。
意匠的な完成度を上げるには
まず屋根形状から設計を
スタートする事が鉄則。
例えば片流れ屋根。
直線的でスッキリした印象。
その反面、軒が出にくいので
庇の設計で工夫が必要になります。
一方、切妻屋根。
日本人に馴染みがある形状。
屋根勾配をどう設定するかで
ガラッと雰囲気が変わります。
軒を深く出すと
どっしりとした印象になり
外壁の劣化も防げます。
逆に軒ゼロにすると
シャープな外観になりますが
雨垂れやメンテ性に課題が。
ここで大事なのは
「見た目」だけではなく
性能・コスト・メンテ性まで
屋根形状が影響する点。
そして屋根は間取りと
密接に関係しています。
変形の間取りを設計すれば
その屋根は複雑になります。
屋根が複雑になると
外観がごちゃごちゃしがちで
意図しないデザインになる事も。
そのため私は、普段屋根から
書き、検討します。
外観が整った家は
屋根形状に無理がない。
これは20年以上設計してきて
痛感することです。
お客様のご要望が多い
「箱型の家」も同じです。
箱型だから屋根が簡単?
実は違います。
雨仕舞いや排水計画に
意外と工夫が要ります。
例えば陸屋根(平らな屋根)。
雨水の処理が難しいため
排水計画が大事。
それに屋根防水のメンテ費用。
10年~15年で防水再施工。
このコストも考慮が必要。
つまり、デザインだけで
屋根を決めてしまうと
後で後悔する可能性も。
家の全体像を整えるには
まず屋根をどう設計するか。
これは私の経験上、
最初に考えるべき設計要素です。
お客様は「間取りから」と
考えがちですが
プロは「屋根から設計する」。
これで外観も性能も整う。
家づくりをこれから始める方、
まずは理想の屋根形状を
イメージしてみてください。
その屋根に見合った
間取りの組み立て。
これが設計の質を決めます。
ご参考に。
では、では。
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