こんばんは
クオホーム本田です。
本日朝一は京都にて。
お昼過ぎには事務所に
戻ってzoom打ち合せと
設計案の検討。
さてこちら↓
「気密測定」のお話です。
気密測定って、
完成してからやるものだと
思っていませんか?
実はこれ、大間違い。
完成してから測って
「悪かったですね~」では
もうやり直しがきかないんです。
だからこそ、
“工事中に必ず測る”というのが
家づくりの基本です。
気密測定とは、
C値(相当隙間面積)を測って
どれだけ家にスキマがあるかを
数値で表すものです。
C値は小さいほど
気密性が高い=隙間が少ない、
という意味になります。
例えばC値が1.0だったとして、
これを聞いてどう思いますか?
よくあるのが、
「ウチはC値1.0を下回ってます」
「測ってないけど、たぶん大丈夫」
という曖昧な表現。
でもこれ、信用できません。
実測しないと、
現場の施工状況によって
簡単に性能が崩れます。
特に気密施工は、
現場監督と大工さんの連携が命。
どれだけ図面で工夫していても
現場で雑に処理されればアウトです。
だから、
工事中に一度“中間気密測定”をして
問題があれば即、手直し。
ここでC値を0.5以下に抑えておけば、
完成後もかなり良い状態で
保たれる可能性が高くなります。
ここが「できてる現場」と
「やってるフリの現場」の分かれ目です。
正直な話、
気密施工って手間も時間もかかる。
職人さんの技量も問われるので、
やりたがらない会社も多いです。
だからこそ、
工事中に気密測定をしてる会社かどうか、
これは工務店選びの
“ふるい”として見るべきポイント。
私個人としては、
「中間気密測定をやってません」って
言われた時点で候補から外していい、
と考えています。
そのくらい大事なことです。
逆に言えば、
中間測定をしてる会社は、
現場にも気を使っている可能性が高い。
気密をおろそかにするってことは、
断熱、換気、空調すべてに
影響してくるからです。
せっかく高性能な設備を入れても、
気密が悪いと性能は出ません。
あとで冷暖房が効かないとか、
結露が発生するなどの
不具合にもつながります。
気密測定は、
単なる“数値遊び”ではありません。
本当に快適な家にしたいなら、
数値に裏付けされた性能を
確保することが大切です。
そのために、
「中間気密測定」は必須。
これをやらずに完成してしまうのは、
例えるなら、答え合わせをせずに
テストを終えるようなもの。
だからこそ声を大にして言いたい。
気密測定は、
工事中に必ずやってください。
ご参考に。
では、では。
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