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クオホーム

塗装を愉しむ

こんばんは
クオホーム本田です。
本日は午後から名古屋に
きています。

明日から横浜です。

本日は塗装について↓
まず室内の塗装には
主に2パターンあります。

「建材メーカー品の塗装済み品」を
そのまま使うやり方と、
「大工さんが造作したものに
後から塗装をしていく」やり方。

どちらもメリットはありますが、
やっぱり「後塗り塗装」の方が
圧倒的に質感が良くなります。

ただし、仕上げの雰囲気が
塗装屋さんや設計者によって
大きく変わるという
難しさもあります。

たとえばオイル仕上げ一つでも、
浸透系を使うのか、
表面に膜を張るタイプにするのか、
選択次第で雰囲気は全く違う。

浸透系であれば
木の素材感がぐっと出てくるけど、
水の染みは付きやすくなる。

表面に膜を作るタイプなら
水はじきは強くなるけど、
素材感は少し抑えられる。

どっちが正解?
っていう話ではありません。

何を求めるか、によって
正解は変わります。

ただ、経験的に言うと、
自然素材と相性がいいのは
圧倒的に「浸透系のオイル仕上げ」。

表情に深みが出て、
空間全体のグレードが
ひとつ上がったように感じられる。

でもこの仕上げをきれいに出すには、
「下地処理」と「研磨」が肝。

例えば、塗る前に
木の表面をどう磨くか、
細かいサンドペーパーの番手で
時間をかけて丁寧に仕上げるか、
そこが美しさを左右する。

だから、塗装工事って
ただの「色を付ける作業」
ではなくて、空間の完成度を高める
「最後の設えの仕事」なんですよね。

よくありがちなのは
お施主さんが「色はこれで」
って決めた後、
「職人さんにお任せで」って
なってしまうパターン。

でも、それだと失敗するケースが
少なくありません。

仕上がった後に
「え、こんなに木目が消えるの?」
「思ってたツヤと違う」
みたいな声は実際に耳にします。

とても難しい・・・。

加えて室内の照明の色味や、
外から入ってくる自然光での
違いも少なからずあります。

ほんの少しの違いで、
空間の完成度が変わります。

しかも、それは
工事が終わってから
取り返しがつかない
部分だったりします。

実は今日の現場でも、
最初の段階で少し違うなー
となったので違う色を
載せてみました。

こういう「手戻り」を避けるには、
最初にしっかりと見極める事が
とても大切です。

塗装選びは簡単なようで
実は奥が深い工程。

でもその「奥」を知ることで、
家の印象はグッと良くなります。

塗装を楽しむのも
自然素材の楽しみかも
しれませんね。

ご参考に。
では、では。

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