こんばんは
クオホーム本田です。
今日は午前中に
着工前の図面最終確認が1件、
午後からは新しい土地の調査と
お客様とのzoom打ち合わせでした。
さて本日は、設計者として
一番大切にしている
「ファーストプラン」について。
最初にお伝えしておくと、
ファーストプランとは
「とりあえずの案」ではありません。
むしろ一番気合いを入れて
神経をすり減らして書くものです。
ですが、その一発目で
完璧な間取りができる事は
ほぼありません。
むしろ「最初が良すぎる図面」は
どこかに落とし穴がある事が多い。
間取りって不思議なもので、
描いて、見て、悩んで、
ちょっと寝かせて、
また見直して、修正して。
その繰り返しの中で
じわじわと本質が
浮かび上がってくるものです。
机の上で「カチッ」と
理屈通りにハマっても
暮らしやすいとは限らない。
生活の動線、収納のクセ、
洗濯や掃除のしやすさ、
お子様の成長を見越した使い方。
机上では見えにくい要素を
一度プランを寝かせて
冷静に見返す事で初めて
「あれ?」と気付くことも多いです。
それを「直して」「寝かして」
「また直して」を繰り返す。
そうやってやっと、そのご家族や
敷地をに合う
「無理がなく、暮らしやすくて、
ちょっと豊かになる」
間取りが出来上がるんです。
この工程を飛ばして
「一発勝負のプラン」を
見せてくる住宅会社があれば、
それは要注意です。
私の感覚では、最低でも
3案は書く。修正は10回を
超える事もザラ。
たとえお客様のご要望が
はっきりしていても、
「間取りの答え」は一つではない。
どの優先順位をどこに置くか?
その取捨選択が設計者の力量です。
「とりあえずこのプランで
進めていきましょう」は禁句。
間取りは「何となくOK」じゃダメ。
何度も描き直して、寝かせて、
やっと納得できる「一本」を
ご提案しています。
これが設計者としての
責任だと思っています。
家づくりを検討中の方は
ファーストプランが
どんな過程を経て作られたのか?
一度聞いてみてください。
その一枚の図面に、設計者の覚悟が
にじんでいるはずです。
と書きながら自分で自分を
追い込んでいる最中であります(笑)
ご参考に。
では、では。
近々こちらのお家の
完成見学会のご案内をします。
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来年1月17日~です。
絶賛お庭工事中です♪
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