別の「備え」が必要

こんにちは
エンズホームのオガタです。

今朝は、建築中の現場を3件
まわって、業者さんと打合せ。
そしてこの後は新住協関西支部の
YOUTUBEライブです。

さて、本日は
軒のない家が何故多いのか？
について。

スタイリッシュだからと言う
声もあるでしょうし、市内で
土地間口が少ない場合は
少しでも居住面積を広くしたい
と言う理由もあると思います。

が、
工務店側からするとこれ↓
https://m.marukyo-net.co.jp/l/m/E7nPO7Wf5lJ2pO

という事も言えます。
と言うか、この理由から
軒のない家を建てている場合が
多いと思います。その先には↓
https://m.marukyo-net.co.jp/l/m/KsDoUEO0yiUrVa

どちらも建て主の将来的な事は
考えてもいません。だって
考えると他社より高くなるから
選ばれなくなるから。。。

建て主の将来的な事は考えず
他に理由を付けてさも良いもの
として営業攻勢をかけます。

軒を減らすと
「コストダウンできます」

屋根の面積が少なくなり、
軒の出を短くすれば、
屋根材や下地材の量も少なく。
足場や板金などの手間も減る。
建築コストは数十万円単位で
変わってきます。

ただ、これにはしっかりと
リスクもセットでついてきます。

軒には、
「壁や窓を雨から守る」
という非常に大切な役割があります。
つまり、軒が短いと、
外壁に直接雨が当たりやすくなる。

一見スッキリして
スタイリッシュに見えるデザイン
でも、年月が経つごとに
外壁の劣化スピードが速くなって
しまう。

雨だれの跡が残りやすくなったり、
サッシの周囲から水が入りやすく
なったり。
外壁塗装やシーリングの
メンテナンス時期も早くなる傾向です。

もちろん、軒ゼロのデザインが
悪いとは言いません。
軒が少ないデザインを選ぶなら、
外壁材をより高耐久にしたり、
サッシ周りの防水処理をより
強化するなどの、
別の「備え」が必要になります。

つまり、
初期コストを下げたはずが、
長期で見ればトータルコストは
上がってしまうこともある、
という話です。

では、後ほど新住協関西支部
YOUTUBEライブでお会いしましょう。↓
https://m.marukyo-net.co.jp/l/m/kLT6Jme2ouyeJo