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傷ついてその床、無垢材なら補修できます。

こんにちは。こんばんわ。
高橋工務店の高橋真悟です。

今日は無垢材の補修方法について
書きたいと思います。

無垢材の持つ自然な美しさは、住まい
に心地よい安らぎをもたらします。

特に杉材は柔らかく、あたたかな
風合いが魅力ですが、その分凹みや
擦り傷が生じやすいという
一面もあります。

そうした傷を目立たせずに補修する
ためには、素材に合わせた工夫が
必要です。

表面に小さな圧痕や浅い凹みが
見られる場合には、アイロン蒸気法が
有効です。

まず凹んだ部分に湿らせた布を被せ、
中温に設定したアイロンを数秒ずつ
押し当てることで、木の繊維が水分と
熱によって膨らみ、元の高さに
近づいていきます。

作業後は余分な水分をしっかり拭き
取り、360番程度のサンドペーパーで
軽くならし、最後に自然由来のオイル
で表面を仕上げれば、傷跡はほとんど
分からなくなります。

一方で、深い欠けや広範囲な凹みに
対しては、とのこと木工用ボンドを
混ぜて使う方法が適しています。

細かい木粉である「とのこ」と
木工用ボンドを混ぜてペースト状にし、
傷の部分に少し盛るように塗り込んだ
後、しっかり乾燥させます。

乾燥後は240番程度のサンドペーパーで
丁寧に研磨し、木目に沿ってオイルを
塗り重ねることで色調が自然に馴染み、
美しい風合いを損なわずに補修が
可能です。

美しさを長く保つためには、
日常的なお手入れも欠かせません。

2~3ヵ月に一度、蜜蝋ワックスや
天然オイルで磨くことで保護膜ができ、
細かな傷や汚れの付着を防止できます。

ただ、傷直しももちろん大切ですが、
そればかりに意識が向きすぎると、
せっかくの快適な住まいがかえって
ストレスの源になってしまうことも
あります。

だからこそ、そうした傷も
「無垢材らしい味わい」と感じて
もらえると、住まい全体が一段と
快適になり、心からリラックスできる
空間へと近づくはずです。

今日はここまで。
それでは素敵なお家造りを
していきましょう。(^O^)

2025.7.14(月)№258

※タカハシ、次回の家百ライブ出演は
7月15日火曜日!!
お昼12時スタート

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