会員登録・ログイン パートナー企業申請
ロゴ
株式会社あすなろ建築工房

健康寿命を延ばす家

こんばんは。

あすなろ建築工房の関尾です。

今日の横浜は
「暖かい」を通り越して
「暑い」一日でしたね。

「テトリスはうす」の
四方固めが執り行われました。

「テトリスはうす」は
横浜らしく、崖地で狭小地の
変形地の敷地条件でした。

限られた条件の中に5人の家族が
快適に住まうことが出来る
お家を計画したのですが、
傾斜地で変形敷地と
道路斜線、北側斜線、
隣地斜線と建築的な条件が
とっても厳しくて、
プランニングの際に
最適解を出す作業では
とても悩みました。

まるでテトリスの
ゲームを解くかのごとく、
プランが出来た時には
「解けた~!」と
声を上げてしまいました。

複雑に諸条件が
絡み合う敷地でしたので、
実施設計や確認申請でも
苦労しましたが、
本日無事に四方固めを
行うことが出来ました。

コロナ禍でなければ、
四方固めの後には、
上棟式と直会(なおらい)
となるのですが、
今回も新型コロナ感染防止のため、
直会は中止となりました。

普通に開催できるように
なるといいですね。

現場の方は、引き続き
安全第一で工事を進めて参ります。

そして本日は私の
53歳の誕生日なんです。

昨日は家族で誕生日ケーキで
祝ってもらいました。

毎年誕生日には、
同い年の有名アニメキャラを
引き合いにしているのですが、
今年は有名なキャラクターが
居ない年齢です。

昨年の52歳の時は
宇宙戦艦ヤマトの艦長である
「沖田十三」が居たので、
話題として成り立ったのですが、
今年はなかなかいい味を
出しているキャラが
見つかりませんでした。

そんな中で強いて言うなれば、
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」
の大原部長が居ました。

大原部長は
53歳だそうです。

同世代の人しか
分かりませんね。(^^;

1人で「そうか~、
大原部長と同じ年か~」
としみじみ自分の年齢を
かみしめています。

来年は、あのサザエさんの
お父様「磯野波平」と
同い年になります。

来年の誕生日が楽しみです。

さて、どうでもいい世間話は
これくらいにして
おかないといけませんね。

昨日のZOOM飲み会でも、
有名youtuberの
オーガニックスタジオ新潟の
相模さんから
「メルマガ長えよ」と
お話を頂いてしまいました。

ということで、
本題に入りたいと思います。

本日は
「健康寿命を延ばす家づくり」
についてお話したいと思います。

まず「健康寿命」についてですが、
「健康寿命」とは
健康上の問題で
日常生活が制限されることなく
生活できる期間を過ごす
年齢のことです。

2019年(令和元年)の統計では、
男性は81.41歳が平均寿命に対して、
72.68歳と8.73年の差、
女性は87.45歳が平均寿命に対して、
75.38歳と12.06年の差があります。
https://asunaro-studio.jp/l/m/LbAH7utrsLYj79

つまり人生の終わりの頃、
男性は9年、女性は12年間は
何かしらの疾患を抱えて
生活をしているということです。

健常者と同じ生活が出来ずに
なにかしらの不便を伴ったり
介護が必要になる晩年を
過ごすことになります。

長生きすることも大事ですが、
介護が必要になったり、
寝たきりとならずに
健康なままでいられる期間を
増やしたいと思いませんか。

健康寿命を長くするには
どうしたらいいか、
今日はそんな話を
したいと思います。

以前にメルマガでも
お伝えしている
「断熱等級4」つまり
平成11年基準の
設計性能値だったり、
かたや設計値ばかりがよくて
断熱施工がいい加減な
作り方のお家だと、
部屋間の温度差が生じてしまい、
結果的に危険な家と
なってしまう可能性があります。

4月15日にお送りした
「高気密高断熱住宅って贅沢?」の
メルマガの際にもお話しましたが、
日本ではUa値0.87でも
「最高等級です!」と
自慢が出来るのですが、
海外ではこの数値での
家づくりでは違法となっています。

特にヨーロッパでは、
寒い家は「人権侵害」
とされていて、
寒い家自体は法律で
「建てる」ことだけでなく、
「建っている」ことも
禁止されています。

室温が18℃以下に
なってしまう家は
取り壊さなければならない
という国もあります。

その理由は、国民の死亡率に
関わるからです。

日本でも海外でも、
脳心血管疾患や呼吸器系疾患での
死亡率は、暖かい地域の方が
寒い地域よりも
高くなっています。

このことは、
慶應義塾大学教授の
伊香賀先生の論文にいろいろと
まとめられています。

国土交通省の
「住宅の温熱環境と健康の関連」の
説明資料が分かりやすいです。
https://asunaro-studio.jp/l/m/WywEBSjhQ9BEDX

冬の死因の6割を占める
「脳心血管疾患や
呼吸器系疾患」が、
北海道や青森県や秋田県、
新潟県、石川県、山形県
などの寒い地域で低く、
栃木県や茨木県や
山梨県や愛媛県などの
温暖地とされている地域で
高くなっています。

イメージと逆ですね。

温暖地に分類される地域で、
呼吸器系疾患、脳血管疾患、
心疾患でも死亡率が
高くなっています。

リビングやダイニングは
暖かくできてはいるけど、
トイレや脱衣室の室温が低いために、
そこでヒートショックをおこして
亡くなる方が多いのです。

北海道や青森県などの
冬の寒さが厳しい県は、
家全体を暖かくする家づくりが
普及しているので、
家全体の室温が保たれており、
ヒートショックのリスクが
低くなっています。

冬の寒さが厳しいところは、
高気密高断熱の住宅が
普及しており、
家全体が暖かい家と
なっているからですね。

新住協のメンバーが
多いのもこの地域です。

断熱性能が低い家が
当たり前に建てられている
日本の住宅事情についても
話をしておきたいと思います。

続きを読むには会員登録が必要です。

無料会員登録で、限定コンテンツ読み放題!