会員登録・ログイン パートナー企業申請
ロゴ

作品紹介「くの字の平屋」.3

今日も一日お疲れ様です!
COMODO建築工房の飯田です。

くの字の平屋
https://www.comodo-arc.jp/works/24/

くの字といえど、最初は四角形から設計スタート。
折り曲げることにより弊害はたくさんありますから、まずは基本形をしっかりと抑える。

各部屋の諸条件を整理。
寝室への動線や家事動線を基本としながら、まずは生活に主軸を置く。
どんなにデザインフルでも、これは住宅です。

居心地面ではなんと言っても南面の大開口との接続が肝。
ミスるとその開放感が落ち着きのない開口として仇になることもしばしば。
付かず離れずの程よい関係性。
外とのつながりというけれど、たまには絵画のように傍観できるような。
どこか他人チックな扱いでもいいのでは?なんて、客観視するようなお庭の時も良き。
でも基本は内の延長線のような、数値では計れない奥行き感が狙い。
それがくの字となることでパノラミックな景色がLDKから傍観できる。

でもキッチン奥の壁のように、どこか寄り添える、守ってもらえる白壁が好き。
開口は開けれいればいいのではなく、閉じたところがあるから映える。
まるで陰と陽な関係性…だなって、今思いついたから今度言語化してみよ笑
でもほんとこれで、高いところ低いところ、開けたところ閉じたところのように
相反するもの同士が互いを引き立て合うのです。

だから天井高さもそう。
あえて南面に向かって低くしているのは、ワイド6,000mmだから。
その比率を守らなくてはいけなくて、やりすぎると落ち着かない。
それを納得するかしないかが設計者との相性判断になりうるのかもしれない。
軽井沢の別荘なら逆でも許されるけれど、ここは住宅街。
何事もほどほどがちょうどよき。

続きを読むには会員登録が必要です。

無料会員登録で、限定コンテンツ読み放題!