水戸工務店代表の小林弘典です。
いつも読んで頂いている皆さん、ありがとうございます。
今日は前回に引き続き、建物の性能について、
具体的な数値などで説明したいと思います。
さて、前回は耐震性能について書きました。
今回は、断熱性能について書いていこうと思います。
現在の日本の基準では、断熱性能を表す数値2つあり、
UA値(ユーエー)とηAC値(イータエーシー)と言います。
UA値は外皮平均熱貫流率のことで、
建物全体の熱の逃げやすさを表します。
単位は「w/m2・k」
数値が少ないほど高性能です。
η値は日射取得率を表すのですが、住まい環境を考えれば、
冬の日射はありがたいですが、夏の日射は要らないですね。
このη値のうち、基準で制限したいものは、夏なので、
ηAC値、冷房時の平均日射取得率となります。
こちらも数値が少ないほど高性能になります。
ただし、日射取得率については
冬は多いほうがいいので、相反する性能となります。
η値においては、省エネ住宅の基本に沿った設計をしていけば、
まず問題はないと思いますので、今回は省きます。
それを踏まえて日本の断熱性能の基準ではどうなっているか、
弊社としては、どの程度の性能を薦めるのか、を説明します。
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