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株式会社プレゼントデザイン

伝統建築の形は気候風土でつくられる。

こんにちは。
プレゼントデザイン 川端です。

気が付いている人がいるかは
わかりませんが、
月曜日からインスタグラムが
使えない状況になってます。

いろいろとやってみましたが、
なんとなく、
Facebookと連携できなくなっている様子。

もう一週間して、
復活しなければ、
一から作ろうと思います。

SNSは思い出でもあるので、
データがなくなるのは
それなりにショックですね。

まあ、ひとがやることなので、
仕方ありません。

さて、昨日は寒い場所の話をしました。

北海道は冬だけを考えればよい。

まあ、温暖化が進んでいるので、
北海道でも冷房が必要になるかもしれませんが、
夏も暑く、冬も寒いエリアは
考えることが多いです。

日本は南北に長い国です。

冷房がいらない北海道もあれば、
暖房がいらない沖縄もあります。

那覇の今日の最低気温は19℃。
11℃のエリアもあるみたいなので、
暖房が完全不要とはいいきれませんが、
当たり前ですが、
北海道は全く違う気候風土。

そんな沖縄の家と北海道の家の
違いがあります。

それは屋根の形状。

北海道では雪下ろしがなかなか困難なので、
フラットに近い屋根で
ひと冬、雪をつんだまま過ごす家が
増えています。

屋根の雪が落ちてきたら、
出れなくなりますからね。

一方、沖縄の本来の屋根の形状は、
首里城のように、
三角屋根です。

これは雨が多い地域だからこそ、
勾配をつくって、
雨漏りを防ぐ目的があったはずです。

しかしながら、
現在の沖縄の家は
北海道と同じように、
フラットの屋根が増えています。

理由は雪ではなく、台風。

毎年のように台風が直撃するので、
フラットな屋根で、
重いコンクリート造の家が多くなっています。

これは私は大失敗だと思います。

6年程前に、カンボジアに行ったことがあるのですが、
カンボジアも赤道に近く、冬がありません。

本来の伝統建築は、
雨季に対応できるよう
高床式の三角屋根の家でした。

それが、西洋の文化が入り、
四角い建物が増えたのですが、
赤道に近いエリアは、
真上に太陽が昇ります。

日本の本州では南面は庇を出して、
影をつくりますが、
真上、つまり屋根から直撃するので、
フラットな屋根の真下は、
危険な暑さになります。

私が見に行ったときは
新しい家のフラットな屋根の上、
新たに三角の屋根を作っていました。

それほど、暑い国にとって、
屋根の形状は大切なのです。

確かに台風で瓦が飛ばされる
被害が出たのかもしれませんが、
今は瓦の施工も進化しています。

沖縄のような海に囲まれた場所で、
潮風に弱い鉄筋コンクリート造を
つくるなんてナンセンスです。

本州に数多くある
かやぶき屋根は日本人が編み出した
屋根断熱です。

畳はもちろん、床断熱。

生活様式の変化で、
暮らし方が変わるのは仕方ありませんが、
地域にあった家の形があると思います。

ローコスト住宅は
軒0で、四角い家を建てて、
「20代のための家」
なんて言っていますが、

20代で家を持つということは、
長い期間、その家の光熱費と
メンテナンス費を背負うということです。

きちんと考えて家づくりをしてほしいものです。

ちなみに昨日私が土地を契約したと
かきましたが、
また事情はメルマガで紹介しますが
工事は来年になります。
(自社のことなので、借入もまだ手付かず。。)

外壁を何で仕上げるのかという
ご質問をいただきましが、
今日の内容とおり、
鉄筋コンクリート造はなしです。。
そんなお金もありませんし。

それでは、また次回。

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