こんばんは
クオホーム本田です。
本日午前中は設計の
ファーストプランの
ご提案をしました。
毎回、緊張します。
ふつうだけど飽きない暮らしを。
今までの生活では想像できない
ちょっとした贅沢や空間。
設計者の力量や想像力で
変わってくると思っています。
ぶっちぎりの提案しました。
後はオーナー様がどう愉しむか?
かな?(笑)
午後からは家づくり講座。
ご参加ありがとうございました。
質の良い空間の作り方、
体感的に快適な家の在り方。
お金の作り方(笑)
色々な話を。
ご参考になれば幸いです。
次回のはじめての
家づくり講座は
10月6日(日)13時~です。
さて本日は
「不便を残す」という事を。
家って便利なだけが
良いわけではないと思っています。
むしろ少しだけ「不便さを残す」と
いう選択が暮らしに奥行きを生みます。
例えば洗濯動線。
洗濯→干す→畳む→しまう。
これが一直線でできる
超合理的な間取りもいいですが、
あえて少し移動距離があることで
干す時間が気分転換になったり、
家族と会話が生まれたりすることも。
家事動線を完璧に整えると
便利にはなりますが、
どこか「人間らしさ」が
薄れてしまうように感じます。
例えばスイッチや収納。
すぐ手が届くところに
全てが揃っていたら便利。
でも、ちょっと探したり
移動したりすることで、
家の中を歩いて感じる
「暮らしのリズム」が
できるんです。
これは設計の立場で色んな家を
つくってきた私の実感です。
もちろんただの「不便」は
ストレスです。
でも、「ちょっとだけ不便」
「なんか面倒だけど愛おしい」
そんな余白を設計の中に
うまく残せると、
家ってもっと面白くなる。
今の時代、あまりにも
便利・効率的が優先されて
「暮らす愉しみ」が
置き去りにされがち。
でも家って、一日中使う
「道具」でもあるんです。
毎日触れる、毎日歩く、毎日考える。
だからこそ、操作しきれない部分や
季節で変わる不便さを少し残すことも、
家づくりの愉しみ方では。
例えるなら、オーダーメイドの
靴のようなもの。
履き慣れるまではちょっと
違和感があるけれど、
そのうち馴染んできて
一生手放せなくなる。
靴を大事にするひとは
物持ちが良いと言われています。
設計者としての役割は、
性能や予算を守るだけでなく、
その「不完全さを楽しむ余地」を
どう残すか、も大切な仕事です。
不便を楽しむ。
効率を追いすぎない。
その視点が、自分の家への
愛着を深めると思います。
これから家づくりを
始める方はぜひ
「全部を便利にしよう」と
思わないで欲しい。
少しの不便があることで
家に暮らしが宿ります。
ご参考に。
では、では。
追伸
9月20日21日
27日28日に完成内覧会を行います。
https://m.quohome.com/l/m/mWl2smE31zNsUf
室内の「薩摩中霧島壁」の
重厚感のある塗り壁は見る機会も
少ないと思うので是非。
※質問がありました。
「何回も観に行ってます。
また観に行ってもいいですか?」と。
もちろんです。観るたびに
変わりますので本物を見る機会は
多くないので何回も見て
参考にしてください。
お待ちしています^^
続きを読むには会員登録が必要です。