こんばんは!
マルトの澤田です。
今日は万博最終日ですね
齢90を間もなく迎える両親が
5回目の万博に行っております。
燃え尽きて○ぬんじゃないかと
心配ですが、良い”冥土の土産”に
なったのではないでしょうか(苦笑)
何だかんだ、すったもんだありました
けど、結果的には大成功な感じですね。
私も先月行ってきました(両親連れて)。
予約は1個しかできませんでしたが、
建物を見たり、歩くだけでも楽しかった。
子供も両親にも良い思い出になった
と思います。
あとは、「いのち輝く未来」へ向けて
どう次に繋いでいくかですかね
私達、建築に携わる者も大きく関係
してくるテーマだと思います。
スイスパビリオン(行けてませんが)は
100%リサイクル可能なETFE膜と言われる
シートのような物に空気圧をかけて
建物としました。
解体後は家具に再利用するそうです
日本館もリサイクルを掲げてますね。
(これももちろん行けてません)
構造には木をくっつけて強度を出す
CLTという素材を使っています。
循環でき、更にエネルギー資源を自ら
の手で作れるという意味で木は唯一無二
の素材です。
そういう意味では大屋根リングも
素晴らしい建造物ですね
ただ、どの建物も、作る時や使い終わった後
は考えているけど
材料を作る過程は考えてないという事
が気になりました(間違ってたら
ごめんなさい)
例えばCLT
何の加工もせずに使うのが一番環境に
やさしい訳ですよ。
CLTを造るのに、海外から木材を輸入
したり、それ用に加工したり、それを
ボンドでくっつける
それぞれに輸送・製造時の電気や油を
たくさん使う訳です。
また木を伐ったら、新たに植えなければ
酸素は生まれません
そこまでやれれば「いのちを繋ぐ」に
なるのだと思うんですね。
こういった考えをLCAといいます
ライフサイクルアセスメント
の略ですね。
AIさんに教えてもらうと
「ゆりかごから墓場まで」
製品やサービスの一生(ライフサイクル)
全体を通して、投入される資源(エネルギー、
原材料など)と排出される物質(CO2、
廃棄物など)を客観的・定量的に把握し、
その環境影響を評価する手法
との事。
製品の環境負荷を、どの段階(原料調達、
製造、使用、廃棄・リサイクル)で最も
大きな環境負荷があるのか特定し、
数値化し、
見た目環境に良さげでも、ある一面では
環境負荷が大きいといった、ある種矛盾
のような事を無くしていけるようにと
作られた(たぶん)基準?考え?かと。
ここでも良く話しますが、太陽光発電は、
動いている時には環境に優しいのですが、
その基材となるシリコンの採掘現場では
不法労働というか劣悪な環境で働かされ
ていたり、製造時のエネルギー使用量、
廃棄時の環境への負荷など、LCA的
視点ではかなりNGな商品です。
これが地球環境規模で見た時にどこまで
影響があるかというと、、、
それはちょっとわからなくて、LCA
でもそこまで数値化して判定できるかは
ちょっと?な部分です。
太陽光発電に限らずですが、そういう
取り組みが出来ているのかと言われる
と弊社もまだまだ足りない事だらけです。
大阪万博がしめした
”いのちと未来”
のテーマを、改めて人類は考える必要が
ありますし、私達も今の暮らしや日々の
仕事で、何が出来るのかを考えないと
本当の意味での万博の成功にはならない
のかなと感じています。
いや、ちょっと真面目に書きすぎたな
俺らしくもない(笑)
焦らず
いそがず
ゆっくりと
自分のペースでちょっとずつ
様々な事を変えて行く事が出来たら
なと思って、万博最終日の締めと
させてもらいます
ではでは
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