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株式会社 N.style 建築工房

リノベって言葉で踊らされないために

こんにちは仲田です。

今日から新しいリノベーションがスタート!
よくある南北に長いタイプですけど、
少しだけ形がへこんでいて、
玄関も北側からでなく東から入るパターン。

いろんな条件、カタチがありますが、
工夫次第で、ものすごく
暮らしやすくなるのがリノベの良さ。

こちらも完成が楽しみ~です。

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リノベって言葉で踊らされないために
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リノベするためには
まずは中古マンションを購入せねばなりません。

よし、まずは不動産屋で物件探そう!

すると感じのいい営業マンが、
感じのいい物件を紹介してくれます。

少なくとも
私のようなむさくるしい
おっさんではないでしょう(ヒガミ)

駅にも近く、
築年数も20年くらい、
広さもまずまず。

お、いいじゃん、ここにしよう。

で、その不動産屋さんから
ウチでもリノベできますよ。
こんな感じでいかがですか?

と、カフェっぽい
格好いい写真を見せられます。

わ~これいいじゃん!
よし、それでお願いします~。

・・という非常に
わかりやすい事例ですが、
こんな人がいるのかどうかは不明です (;^_^A

でも、意外といるんじゃないかな・・

中古マンションリノベって、
会社によってその中身が大きく変わります。

表面的な仕上げを
新しくするだけのリフォームであっても
リノベーションって言う会社もある (;^_^A

リビング横の和室の壁をなくして
広いリビングにするだけなのに、
リノベーション、っていうのもある。

LDKをちょっとカフェっぽくすると
なんとなく感じもいいから受けもいい。

ただ、ちょっと待って欲しい・・・。

たいていのマンションって、
かなり暮らしにくいんです。

そうした小手先のリフォームでは
どうしても改善できないことがいろいろあります。

まあ、古参のメルマガ読者さんには
耳タコだと思いますが、
新入りさんも増えてるので、
一応、リンクしておきますね。
https://n-style-renovation.jp/l/m/9tOVyhXaPBbOD1

リノベって言葉ではなくて、
その住まいがどういう住まいに変わるのか?

以前の住まいではできない、
快適で暮らしやすい住まいになったのか?

そこが大事です。

リノベすれば新築みたいに快適になりますよ
っていうような説明を聞くと、
それだけでなんとなく良さそうに思えます。

でもイメージだけで判断すると、
暮らし始めてから、
あれ、暮らしにくい・・・ってなります。

どうしてこうなるのか?

先のリンクにある
マンションの欠点を解決してない、
というのはもちろんなんですけど、

やっぱり
物件にコストをかけすぎてしまうので、
快適にするリノベにまで
予算がかけられなくなるんです。

だってみなさん、
古い物件って嫌でしょ?(;^_^A

新しい方が気持ちいいし、
古い物件よりも何かと安心できそうだし。

不動産屋さんとしても、
古い物件より、
そこそこ新しい物件を紹介した方が、
契約もしやすいのはわかってます。

大規模なリノベだと
手間暇もかかるから、
そこそこにした方がラクチン。
コストを抑えてるからお客さんも喜ぶし。

でもですね。

そうした本質を改善しない
なんちゃってリノベだと、
20年もしたらまたリノベ、
いやリフォームしたくなると思うんです。

だって、築20年程度の物件を
過去にもたくさん見てきましたが、

まあまあ床は傷んでるし、
https://n-style-renovation.jp/l/m/M800PfjSntXeiK

クロスも黒ずんだり、はがれたりするし、
https://n-style-renovation.jp/l/m/2pdfRCJLIFUaP0

窓枠も結露で傷んでます。
https://n-style-renovation.jp/l/m/GIwYN1Zbtn286d

コストを掛けないってことは
とても魅力はあるけれど、
長い目で見たときに
それが本当に正解になるのか?

そこはやっぱり考えて欲しいんです。

使う素材の選定にも問題はありますが、
例えば合板床って耐久性に問題がある。

だからせめて同じ合板でも
強度が高いものは使ってほしい。
https://n-style-renovation.jp/l/m/njlaLpbajQcyAx

まあ、私は合板嫌いだから使いませんが、
少なくとも床材は耐久性が高い仕様には
して欲しいな、と思いますね。

住まう人の年齢にもよりますが、
リノベを検討している人って、
少なくともこれから30~50年
という長さで暮らすと思うんです。

そういう長い時間をすごすわけだから、
やはりいい環境を手に入れて欲しい。

だから今の価値観では
評価はされにくいけど、

多少古くても、
駅から多少遠くても、
多少小さめの広さでも、

物件のコストを抑えて、
住まいの中身の質を高めるリノベに
コストをかけて欲しいと思います。

考えて見ると、築年数が新しくても
住まいの中の環境には関係はない。

駅から近いことは
生活としての利便性には関わるけど、
近くなくても
住まいの中の環境は快適にできる。

広い方が暮らしやすいけど、
小さくても、暮らし方を考えたら、
意外と豊かな生き方も見えてくる。

新しいこと
便利なこと
広いこと

そうした評価を至上のものとするのが
住まいに対しての支配的な価値観ですが、

家の本質って、
快適に、安心して、健康的に、
心地よく暮らせることだと思うんです。

予算がそれなりにあるなら
物件にコストをかけるのもいいですけど、
ある程度の枠があるわけです。

古くても、中古マンションて
かなりの耐久性と、耐震性があります。
ちゃんと管理されている物件の方が多いし。

だから中古マンションって
ちゃんとリノベーションすれば、
過剰な負担をしなくても
極上の暮らしを手に入れやすいんです。

そういう視点で
中古物件を考えて見て欲しいな、
と思います。

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編集後記
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明日は断熱吹付工事。
古いマンションではあるけれど、
新築マンションよりも
格段に快適になります。

新築時のマンションで吹き付けるよりも
厚く施工するので
まあ当たり前ではあるんですが(笑)。
(もちろん性能的にも高いタイプ)

これを体感するとですね、
新しい物件でないとな~
という強迫観念がなくなるんです。

ということで、またご報告しますね~。

ではではこの辺で。

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