凰建設の森です。
本日は現場の調査と
敷地の調査。
さて、今後どうしよう。
とうならされる案件。
知恵を絞って
頑張ります。
本日の話題は建材、商材。
建築会社さんの中には、
自社の特徴を挙げる際、
○○換気システムを採用！
△△断熱材を採用！
□□耐震工法を採用！
という人がいます。
建築会社も、選んでもらうために
差別化をしないといけないので
気持ちは分かるんです。
私も昔はそういう事を
言っていましたし、
営業の初歩で、そういう事を
習いますから。
少し例えてみたいと思います。
婚活をしていたと想定してください。
「俺、iPhone13持ってるぜ！」
「テスラのモデル３買ったよ」
「タワーマンションに住んでます」
と言っている相手のようなものです。
そういうのを所有しているという
事実から伺える一定の情報もある。
しかし、それが最初に来るという
事は、私の最大の魅力は、私の
持っている「モノ」です。
と言っているんですね。
決して悪いというつもりは無い。
自分が価値があると思うものを
発信して、それに賛同してくれる
相手が見つかればwin-winですから。
住宅の話に戻ります。
○○換気システムを採用！
△△断熱材を採用！
□□耐震工法を採用！
モノで差別化をしようとする
担当者や会社があったのであれば
それは、その商材が良いだけであり
会社の中身については、その商材
以上に特筆すべきものは無い。
と言っているのと同じです。
この商材を扱えるのは
この地域ではうちだけ！
という差別化もよくあります。
FCの戦略の一つですね。
1つの地域に1つの認定店。
限定商品、希少価値の演出。
しかし、残念ながらそれは幻想。
同様の商品はいくらでもある。
むしろ他に比べて質や性能が
低いのをカバーするために、
限定効果で良く見せている
という物もあったりします。
気持ちは分からなくもない。
だって、モノで釣るのが簡単。
設計者の思想や考え方、
会社の体制や制度上の強みは
非常に伝えにくいです。
あなたの職場はどうでしょう。
良い職場環境だったとして、
それを他人に上手に
伝えられますでしょうか。
なかなか難しいですよね。
だから安易にモノに走る。
気持ちもわかっていただけるかと。
そしてモノに魅力を感じて建築会社を
決めようとしている人がいるならば
その人はモノに釣られる属性の人。
人や仕組みと言った部分には
あまり関心が無いと思います。
そして同じモノを採用していて、
もっと安い価格で提供する会社があれば
乗り換える事もやぶさかではない。
そういうものだと、割り切って
家づくりをするのも決して
悪くは無いかと思います。
しかし、住宅建築において
トラブルになるのは、殆どの場合、
商品の欠陥ではなく、会社の姿勢。
モノが一番だという人を選ぶなら
その辺のことはある程度、
覚悟をしておいた方がいいかと。
日本国民誰もが知る彼女が
結婚相手に選んだのは、
モノの魅力でもなく、
腕っぷしの魅力でもなく、
頭脳の魅力でもなく
純粋に人としての魅力にあふれた彼
↓ ↓
https://ohtori1.com/l/m/P1OBk3ZdUiIA4t
家づくりだって同じ。
是非、幸せな家づくりの為に、
会社の中身を見る癖を
付けていただければと。
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