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株式会社 N.style 建築工房

プランがしっくりこない理由

仲田です

先週から今週にかけては
広島、大阪、埼玉、神戸などなど
いろいろハードスケジュールでした・・

ちょっとぐったりしてます (;^_^A

太りすぎなのでなるべく歩くために
エスカレーターやエレベーターは使わず
階段使うようにしてるんですが

昨日神戸から帰ってきたら
脚の親指がめちゃイタイ・・・

歩きすぎたのか、
体重が重いことによるダメージなのか、
歩きたくないから
精神が肉体にダメージを与えたのか・・

さてそんなことよりも
5/3、4開催の橦木町の家完成見学会

ゴールデンウィーク中なので
参加者も少なくてのんびりと
応対できるかな~

なんて都合のいいこと考えてましたけど
まあまあ埋まってきました・・・

そこそこずっと立って案内になりそうですね
脚がイタイのもあるので
椅子に座ってぐったりしてたら
すみません・・(;^_^A

あ、ホームページにも
案内をアップしました~

設計の仲田です。完成見学会のお知らせです。今回のリノベーションは築16年、約88㎡の南西角部屋の物件。下の間取り図見るとお分かりかと思いますが、西面がデコボコし…
n-style-renovation.jp

お申込みいただいた方には
週明け位に一斉メールで
案内図をおくりますので
もうしばしお待ちください~

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プランがしっくりこない理由
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私たちのような工務店は
あたりまえですけれども
ご依頼をいただいて
仕事を請け負っています

依頼をする方のことは
普通でしたら
「お客様」っていいます

まあ、間違いではないんですが
これ、注意が必要だと思いまして・・・

「お客様」っていうくらいだから
立場は上、っていうスタンスになる

そうなると
「お客様」が希望することは
あまり否定しない
ということになっていく

多少使いにくそうでも
「お客様」が希望してるのだから
そのままつくる

デザインがアンバランスでも

色使いがおかしくても

メンテナンスが大変そうでも

将来のことを考えなくても

「お客様」が希望してるから
いう通りにする

満足度は高くなるし
何より自分の責任にはならない

ちょっと極論すぎかしら・・?

ただ家づくりにおいて
そういう関係って
いびつだと思うんです

やはりプロとしての経験や
アドバイスは間違いなく
「お客様」よりもあるわけです

なのにアドバイスもせず
異論も伝えず
ただただいう通りにするのでは
職務放棄と言ってもいい

だからたとえ意向に沿わなくても
おかしいと思った点は
ちゃんとその旨を伝える

何がどうまずいのか?
をちゃんと説明する必要が
あると思いますね

そういう意味であんまり
「お客様」とはいいたくない

あ、もちろん、こちらが上
っていうことでもないです

いい意味で対等に住まいづくりを
一緒に考える「パートナー」
でありたいなと思います

そういうスタンスだと
要望については簡単に
「できます」とはなりません

できます、っていう場合も
あるにはあるんですが
その要望をいろんな面で検討して
少しでも疑問があれば
必ず質問をし、意図を確認するのが
大切なのではないかと思います

要望を実施することで
問題点やデメリットが強ければ
別案を提案したり
アドバイスをしたりする

時には自分だったら
こういうことはやらないです

みたいなことも言ったりします

下手をすると機嫌を損ねることにも
なりそうですけども (;^_^A

ただ否定をしているのではなく
自分の知識と経験から判断して
違和感があったり
懸念点があるわけなので・・・

ここで変な忖度をして
良いと思ってないのに

「それいいですね~」
なんていうほうが
相当ひどいことだと思います

要望を取り込む前に
質問したり、意図を確認することで
ちょっと違った形になったり
使い方が変わったり
見え方が変わったりしますが
単純に要望を取り込むだけよりも
間違いなくよくなります

面倒に思うかもしれませんが
質を高めるうえでは
とても大事なことだとご理解くださいね

もしも打合せをしていて
要望は取り入れられているけど
なぜかピンとこないという場合

それは検討が甘い部分が
たくさんあるのかもしれません

もしくは

プランの方向性が
そもそもよくないのかもしれない

ここからようやく本題・・(;^_^A

プランの方向性って
基本的な配置のこと

ゾーニングっていいます

要望からくる条件と
物件がもつ条件と
配管や外部の換気口の位置など

いろんな条件を踏まえたうえで
どの場所にどういう部屋やスペースを
配置するかを吟味するのです

これがあまりにおかしかったり
整え方に難があると
しっくりこない

いま師匠の小谷さんが主催の
マンションリノベ設計スクールに
オブザーバー参加してるんですが・・

そこでは実例をもとに
リノベプラン作成の課題が毎回あります

私は作成はしませんが
(作成する時間はさすがにない・・)
計画を見て評価、アドバイスします

で、やはりゾーニングが悪いと
部分的に修正しても
なかなかよくはならない

なんとか修正したとしても
やはり無理があるので
しっくりこないんですよね・・・

でもゾーニングがいいと
ちょっとした調整の範囲ですみます

ということで
しっくりこない時には慌てずに
時間をかけて軌道修正することを
おすすめします。

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おまけのあとがき
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ゾーニングができたら
カンタンにプランができるのかというと
そういうわけではないです

実際、私、毎回いろいろ悩みますし・・

比較的スムースにまとまる時もあれば
まとまらない時もある (;^_^A

でもいろいろあの手この手で検討してると
どこかのタイミングで「これしかない!」
っていうプランが見えてきます

その後の打合せで変更するとしても
基本的な考えが整っていると
変更自体も部分的な調整とか
ちょっとした工夫をしたらまとまる

だからこれしかない!
が見えるとその後の作図は早いですね

なお、どう考えてもまとまらない・・
みたいな状態にもたまに陥ります

そういう時は
一旦手をつけず放置します

で、2~3日したらまた取り組む

放置というと聞こえが悪いですけど
その間何も考えないというよりも
図面をじっと見たりもします

私が好きな建築家の方とかの
手法をみたりもします

まあ、マンションリノベなので
そういう方のプランが
役に立つということではないです

アプローチの仕方をみて
ヒントがないかなって見たりします

そうこうしていると
これしかない!にたどり着きます

その時はもう、
自分のことを天才と褒めます(笑)

ということで週末提案のプランは
まあまあ難産だったんですけども
めちゃいいプランになりました

毎回言ってますけどね~(笑)

ではではこのへんで

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