こんにちは。
プレゼントデザイン 川端です。
今日は大学院に行ったお話を。
私は大学では、構造力学を学び、
震災の後の神戸で、
マンションの現場監督。
一年ほど、ニュージーランドで
スノーボードをしまくって、
日本に帰り、滋賀県で木造の
住宅と店舗の現場監督。
妻の地元の広島に移り住み、
現場主任から、技術営業へ。
ということで、まったく、
勤めていたときは、
設計だけで仕事はしたことはありませんでした。
というか、設計事務所の仕事をばかにしていた。
納まりもむちゃくちゃで、
雨漏りするし、耐震も考えていない。
でも、世の中が、省エネの流れになったとき、
太陽光発電がどれだけ乗るかの、
競争のように片流れの屋根が増え、
なんか違うと思い、45歳で大学院に入りました。
なので、デザインはおじさんになってから勉強した。
今でも、重心はデザインにはないと思います。
大学院では、
デザイン、性能、耐久性などの中庸点を見つけたいと思い、
入学しました。
そこで、堀部さんにそんな中庸点などない。
ずっともがきながら、デザイン、性能、耐久性の中を、
ぐるぐる回っていくのだと。
中野のラーメン屋さんで言われました。
建築に携わっている人間では、
最初に入った入口が、デザインなのか、
構造なのか、温熱なのか、劣化対策なのか、
により、立ち位置が違うだけなんですよね。
その中でよいものを作り続けようと思えば、
構造が入り口でも、デザインもちゃんとしたくなるし、
温熱もちゃんとしたい、もちろん、雨漏りなんてさせたくない。
と、それぞれの課題を解決しながら、
スパイラルアップしていくのが、
本当の建築人の歩む道なんだと思います。
しかし、家づくりもビジネスなので、
どうしたら、儲かるかという視点でいくと、
まったく違う建築人?の姿が見えてきます。
昨日、インスペクションをして、
とてもひどい工務店にあたった方から相談の電話が入りました。
「弁護士に相談しようかと思っている」
とのこと。
インスペクションしたときにその社長と会いましたが、
なぜ、お客様をこんなに追い詰めることができるのだろうと、、、
図面にお客様が印鑑を押したので、
それが最終です。
と、
まあ、そうなのかもしれないですが、
歩みよることにより、
お客様が幸せに暮らすことを考えないのか。
ちょっと、気持ちが重くなりました。
お客様にとって、それを見分けることができるというのは
とても難しい。
それでも、やはり、人となりを見てほしいと思います。
良い家をつくろうとしているのか、
ただ、ビジネスでやっているだけなのか。
目を養ってください。
それでは、また次回。
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