いつもありがとうございます。
菊池組・キクチです。
しばらく前ですが、こんな事がありました。
とある場所で一緒になった会社さんから
「菊池組さんは家づくり百貨でルームツアー公開されてますけど、あれはいくら位で公開してもらえるんですか?登録にお金が掛かるとかですか?」
キクチ「???、え?家づくり百貨は登録も動画も完全無料ですよ。
動画編集とか撮影を依頼する場合の実費だけは各自で負担したりも今はあるけど。
そもそもメンバーが自信を持って紹介できる会社しかメンバーにならなくて、そのメンバーの動画とか協賛メーカーの動画だけ上がっていく仕組みですんで、メンバー以外の会社はお金払うから出たいって言っても無理なんですよ」
そんな話をしました。
そもそも他ではお金払ってルームツアー紹介してもらうとかっていうのもあるのかな?
と後から気になって、別な時に周りに聞いてみました。
そうしましたら
工務店YOUTUBERとか、インフルエンサーが紹介するルームツアー動画はまあまあなお金を払っているようです。
私が聞いたところでは、某工務店Youtuber(社名に一級建築士事務所と付くけど、設計もできる工務店とのこと)にルームツアーを撮ってもらうのにかかる費用は、〇〇万円!
他は具体的な体験談がでなかったのですが、相場がその位なのかな。
※具体的な金額は伏せますが、青森県の地方テレビ局でたまに放送されている住宅特集番組の15分枠より2倍くらい高い費用でした。
菊池組が過去にそういうテレビに出たのは10年前で、そのときの感覚です。
今はテレビもそのくらい高いのかもしれません。
(恥ずかしながら10年前のテレビは付き合いで出ました、もうやりません笑)
家づくり百貨以外でも、前に「ラクジュ」さんが来てくれた時もまったく無料でしたし、(夜ご飯だけごちそうしました)テレビみたいにお金掛かるという感覚はありませんでしたが、
今は自社Youtubeチャンネルを運営するのでも、高額な費用でコンサル会社に入ってもらうなどしないとなかなかチャンネル登録者も増えず、再生回数が回らないようですしね。
自社のチャンネルを充実させるよりも、登録者が多く、再生回数も回るチャンネルで紹介してもらうというのも戦略なのかもしれません。
自社でルームツアーをあげるよりも他から紹介してもらう方がよさそうに見えるというのもあるかもしれませんしね。
TikTokはやらないのでわかりませんが、インスタなんかでも、
「家づくりインフルエンサーがフラットな目線で…」
とか
「元住宅営業マンが教える…」
こういうアカウントが紹介するものはほとんど「お金を払って登録した会社を紹介」する仕組みだと思っておいた方が良いですね。
稀にまとめサイトなんかで「〇〇県の良い工務店」のように「かませ犬」的に勝手に紹介されている場合もありますね。
菊池組もありますよ。
お金を払っている会社を引き立たせるためかもしれませんが。
それらと同列に並べるなよと、言いたくなります笑
取材を受けていないので間違った情報が載っていますし。
「あの有名なYoutubeチャンネルで紹介されているからスゴい」
「インスタのあのインフルエンサーが紹介していらから安心」
そういうのが嫌いで、そういうものがなくても良い会社と出会えるように、という思いを持って誕生したのが「家づくり百貨」なので、最初の質問はすごくモヤモヤしました。
長くなりました。
さて、
先週のこと、各地の工務店の仲間と一緒に大阪のダイシンビルドさんのお仕事を見学するため、京都、大阪に行きました。
ダイシンビルドさんは全国の工務店の間でも有名ですし、一般の方はお昼の家づくり百貨インスタライブでもお馴染みだと思います。
まだまだ関西では高断熱高気密住宅に市民権が無かった頃から清水社長が先進的に取り組み、多くの工務店、設計事務所に影響を与えてきた工務店です。
2016年公開の「里山住宅博in神戸」で建築家・堀部安嗣さん設計のヴァンガードハウスの施工を担当し、それまでは断熱や気密とは無縁だった堀部安嗣さんに高断熱高気密というものをインストールしたのもダイシンビルドさんです。10年前のこと、所員さんをみんな連れて、大阪まで熱心に勉強に来られたそうです。
私も9年前に、里山住宅博に見学に行ってまして、私自身はダイシンビルドさんのお仕事を拝見した事があるのはその1棟だけだったんですね。
そのダイシンビルドさんの最近のお仕事。京都の町家改修の完成現場や工事現場、新築工事の工事現場や
、引き渡し後のお家や完成したばかりのおうち、丸一日かけて5つのお仕事を見せていただきました。
「私たちの仕事を皆さまに見ていただいて、辛口の指摘をいただきたい」
ダイシンビルド清水さんから頂いた言葉。
既に高いレベルの家づくりをされているダイシンビルドさんの謙虚な姿勢と、たゆまぬ向上心に感動し「私なんか指摘どころか、こちらが学ぶばかりですけど是非に」と参加させていただきました。
建物について話すと長くなりますが、とにかくスタッフさんのレベルが高く、職人さんとのチームワークがよい。
どれも大変すばらしかったのですが、私が特に感動したのは17坪の京町家改修。
ゲストハウス?的な用途で使われるとの事ですが、とても大胆で合理性の高い空間となっており、かつ、各分野の職人さんの仕事が、京町屋らしくこれ見よがしでなく、あくまでさりげないんだけどよく見るとすごく手が込んでる、という難しい仕事。
これを上手くまとめた設計力と施工管理能力、そして外国人のクライアントさんと調整する力。
浴室が特に良かったのでみんな写真を撮っていたけど大勢の人がいる中でのスマホでかっこいい写真を撮るのは難しいですね。かろうじて撮れた写真は最後にお見せしますね。
京都を回ったあと、最後は大阪に移動し、懇親会。お好み焼きを食べながら、見学したお仕事の話や、住宅のこと、建築のこと、最近の話、これからの話。
たのしい時間はあっという間に過ぎ去りました。
↓京町家の浴室と、参加メンバーによる懇親会の写真。
私は当日朝の出発では集合時間に間に合わないため、前日夕方から京都に入っておりました。
堀部安嗣さんの町屋を改修したカフェを見学後にはラーメンから始まりラーメンで〆める歓迎会をしていただいたり、
ダイシンビルドさん見学の翌日は飛行機の時間直前まで大阪で○○漬け。
それらの話は機会があればまた別の時に。
ではでは。
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