こんばんは。
あすなろ建築工房の関尾です。
もう皆さんも「聞きたくないよ」
と思われている建材価格の動向の
情報をお伝えしたいと思います。
私も「もう書きたくないよ」
と思っております。
この2週間は、やはりロシアの
ウクライナ侵攻の影響が
色濃く出た形となります。
まず3月2日の木材新聞から。
「ウクライナ侵攻で供給混乱に懸念
前回比40~50ユーロ高で
コスト再上昇」の記事。
https://asunaro-studio.jp/l/m/FdRxUuYsfGHLgE
ヨーロッパ諸国からの
ホワイトウッドの構造材原料の
価格がまた値上がりし、
さらに数量も希望数が
手に入れることが
出来ていないということです。
この記事の情報は
ロシアのウクライナ侵攻前の
状況ということで、
今後の航路影響などで
さらに混乱する可能性が
あることも報じられています。
そして別記事も。
「ロシアからの単板供給に
警戒感 国産針葉樹合板」
https://asunaro-studio.jp/l/m/UzgeiDFzBId3gx
現時点で、国内の合板メーカーは
ロシアから合板原料として
カラ松輸入単板を
26,000㎡/月ほど
使用しているとのこと。
これが多いのか少ないのか
というと、多くは無いけど、
影響が無い訳では無いということ。
ロシアからの材は、
強度を出すことが出来たり
生産効率を引き上げたりすることが
出来るとのことで、
針葉樹合板の表裏面に
使われているそうです。
今のところは今回の制裁の
影響は出ておらず、
在庫も十分にあるとのこと。
とはいっても、極東側からの
輸入も出来なくなり、
これが長期化すれば影響が
出てくることは間違いありません。
そして、3月4日の記事では
「木材製品、海上輸送で懸念
ロシアへの寄港敬遠する船会社も
ロシア、ウクライナ侵攻余波」
とありました。
https://asunaro-studio.jp/l/m/hWYsk2VdlUy7uN
現況としては大きな影響は
出てきてはいないのですが、
今後極東の港から
入ってきている材にも
影響が出てきた場合には、
深刻化する可能性が多大にあります。
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