こんばんは
クオホーム本田です。
本日は午前中、設計中のお家の
中間チェックで現場確認。
午後からは仲間の工務店さんと
Zoomでの意見交換会でした
さて、本日は「中庭」について。
来月の見学会のお家には
中庭を設けています。
中庭と聞くと、なんとなく
「おしゃれだけどコストがかかりそう」
「都会の狭小地で採用されるもの」
そんなイメージを持つ方が多いです。
ですが、実は中庭って
設計の切り札になる事が
多々あると断言できます。
中庭の本当のメリットは
「閉じて開く空間」
をつくれるということ。
つまり、プライバシーを守りながら
しっかりと光と風を取り込める。
これが一番大きい価値です。
例えば、南側に道路がある土地で
外に向けて大開口をとると、
人通りや視線が気になることも。
でも中庭があれば、外に対しては閉じ、
中庭に対しては全開口の窓を設けられる。
これが最大のメリット。
「家の中に優しい光と明るさをつくる」
「視線を気にせずくつろげる」
という設計が中庭のある雰囲気。
特に大きな窓をつける位置が
難しい土地や、周囲の環境に
あまり恵まれていない土地では
中庭が本当に有効です。
また、中庭は「視線の抜け感」を
つくるのにも有効で、狭い家でも
不思議と広がりが生まれます。
実際の面積以上に
広く感じる家になるのが
中庭設計の強さでもあります。
—
もちろん、中庭を採用すると
外壁が増えて断熱や気密に
気を遣う必要がありますし、
メンテナンスや雨仕舞いも
しっかり設計段階から
考える必要があります。
ただし、そこをしっかり
押さえれば非常に価値ある選択肢。
そしてこれは完全に
私の見解ですが、
「中庭のある家に住むと
家時間の質がグッと上がる」
傾向が強いと感じます。
ウッドデッキに椅子を置いたり、
夜にライトアップして癒されたり。
カーテンを開けっぱなしにしても
誰にも見られない安心感があるから、
自然と開放的な暮らしになる。
ちなみに中庭はかならずしも
「坪庭のような狭いスペース」
だけを意味しません。
間取りの中央やリビング横に
2~3坪でも良いので「囲われた外」
があるだけで効果絶大です。
この数坪が、設計力によって
「家の中心」になる。
そんな事例もたくさんあります。
中庭は、贅沢なつくりに
見えるかもしれませんが、
考え方と設計次第で
とても実用的で意味のある空間になります。
土地やプライバシーの条件で
間取りに悩まれている方には、
一度は中庭という選択肢を
検討されることをおススメします。
来月の見学会のお家は
中庭付きのお家です。
ご参考に。
では、では。
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