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凰建設 株式会社

どこからが贅沢か

凰建設の森です。

師走ですね。
師走だからという訳では
ありませんが、バタバタ。

朝から夜までの予定が
ぎっしり詰まっている日が
1か月くらい続くと、流石に
閉塞感を覚えてきます。

年末年始、溜まったことを
消化できるでしょうか、、、

さて、暖かい家に住むと
体が慣れて敏感になると
よくお話をさせていただきます。

人間の感覚というのは
非常に優れたものでして、
どんなに劣悪な環境でも
時間が経てば慣れますし、
上質な環境に身を置くと、
閾値が下がってきます。

僅かな差が分かるようになる。

料理やお酒の味の良し悪しや
美術品の良し悪しが分かるように
室内環境の良し悪しを
敏感に察知できるようになる。

いや、なってしまうといった方が
正確かもしれません。

私には妹家族が居ます。
アパートに住んでいた時には、
実家は暖かい家だと言ってましたが
新築をした後は、実家は寒いと言う。

実家はQ値2.7程度の家(UA値0.87)
新居はQ値1.2の家(UA値0.27)

これは、現在の日本社会における
高性能住宅のデメリットと言っても
良いかもしれません。

例えとしては不適切なのかもですが、
今の日本人は、食生活においては
世界でも有数のレベルにいるはず。

家庭であっても外食であっても、
美味しく、栄養もあり、衛生的な
食事を摂ることができます。

後進国などに行ったときに、
お世辞にも衛生的でおいしいとは
言い難い料理を出された時、
どちらかと言えば、我慢して食べる
というのが正確な表現かと。

高性能な家に住むと、これからの時期
自宅以外の建物というのは、
我慢して、居る空間になりがちです。

まず、基本的に寒い。
部屋を暖めようとすると、
不快な風や質の悪い空気が伴う。
部屋をなんとか暖めても、
部屋の外は寒い。

カビの生えた窓枠などを見ると
ぞっとする。この空気を吸うの??

それこそ、こんな感じに、、、
↓     ↓
https://ohtori1.com/l/m/KfdkyF5nueOZmv

人は、どうしても自分をスタンダードに
持っていきがちになります。

自分ができないことがあるとするなら
出来ない事が世の中の基準になればいい
そう思うようになりますし、
自分が出来るようになったのであれば、
こんなことも出来ないなんて怠けてる
と思う様になりがちです。

家の性能も、高性能な家に住んでみると
これこそ人間らしい文化的な生活。
みんながこういう家になればいいのに。
と思う様になります。

そうじゃない家に住んでいる人から
見てみると、そんな暮らしは贅沢だ。
そう思ってしまうのは人間の性。

どこからが贅沢なのか。
どこからが人権に抵触するような
劣悪な環境なのか。

それはその国民の常識の平均が
決める事になります。

暖かい家が当然という国だと、
UA値0.4に届かない家はダメ
みたいになるかと思いますし、
暖かい家を知る人が少ない国だと
UA値0.87から始めましょう
みたいな事になってきます。

そして常識は生活レベルの
向上によって上がっていきます。

断熱もそう。
みんなが上質な暮らしを
するようになれば、必然的に
常識も上がっていきます。

そして、贅沢になる。
どこからが贅沢なのか。
私も判断は付きません。

しかし、上質な環境を
知るという事はやっておいて
損はありません。

体験宿泊でもいい。
モデルハウスの見学でもいい。

是非、そういう家を、
夏や冬に体験してください。

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