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株式会社 菊池組

くっつける、わける。部屋の可変性アレコレ。

こんばんは菊池組・キクチです。

全国の地域工務店で本をつくるプロジェクト「工務店編集会議」(発行・事務局/建築知識ビルダーズ)

昨年秋から全国のスーパー工務店達(ただのラーメン系工務店1社含む)が本の方向性などを話しあい、テーマをピックアップしました。
それがちょうど1年ほど前でしょうか。

各テーマごとに工務店がユーザー向けのプレゼンテーションを行い、それを元にして原稿がつくられ、そのプレゼンテーションはYOUTUBEに公開されていきます。

「建ててからのこと(劣化・家守り・メンテナンス・持続可能な工務店)」というテーマで私がお話させて頂いたのが10月のこと。

その動画いつアップされるんですか?

という声を頂いたのですが、これはやはり私の力では1日も早める事がないので、パワポを少しずつこのメルマガで紹介します。

以前このお話をしたとき、家族の年齢を、表にまとめましょうと説明しました。

・子どもがこれから増えて欲しいけど、増えないかもしれない。

・増える場合は男の子かも女の子かもわからない。

・高校卒業したら出ていくかもわからないし、大学卒業まで残るかもしれない、あるいは30歳過ぎても居るかもしれない。

先の事は分からないので、いざという時には部屋をくっつけたり、部屋を分割したりできると良い場合もありますね。

部屋をくっつけたり分割したりできなくても、家族のステージの展開に応じて部屋を転用する事で可変性は生まれますが、

(例:親が泊まりに来るので客間が欲しい→親が泊まる客間が、後の子ども部屋になる)

部屋自体を物理的にくっつけたり、分けたりできるプランが良いという家族もいると思います。

家具や建具で緩く仕切ると可変性がかなり高くなりますし、それが良いという人も多いと思います。建築家や仲間の設計する住宅でもそういうプランを多く見ますが、私自身の経験上、狭くてもいいからクローズな空間が欲しい。

私は4.5畳の部屋で高校卒業まで過ごしましたが、良くも悪くも友人等がたくさん遊びに来るし、大人数の友人が泊まっていく事もしばしばありました。4.5畳で昔ながらの14型TVや学習机があった時期もあるので、それが無かったらもっと狭くてもいけたかも。でも独立性とかクローズ性は譲れなかったと思います。(その人の性格にもよるのか?)
特に男の子は音や光が遮断されたクローズな環境を求めると思います。深く聞かないでください(笑)そういうものなんです。

そこで考案したのがこの可動式クローゼット。
音も普通の個室並に遮断し、光もほとんど漏れません。
https://my164p.com/l/m/5hVepuATme102i

以前これを採用していた頃は自社でも建具職人さんを雇用していたけど現在は辞めてしまった事や、重いため結局すまい手さんだけでは動かせないこと、製作期間が長くかかるなど様々な要因で、しばらく採用できていません。動画では図面も公開しているので、それを参考してもらっていいので、クローズ性を確保した上でこれより簡単につくれて手軽に動かせる人がいたら、ぜひチャレンジしてフィードバックをください。

特殊なクローゼットなんてつくらなくても
「必要になったら、後からこの部屋とこの部屋の壁を取っ払ってくっつけちゃおう」くらいの感じで、先の事はわからないけど、もし壁を取りたい未来がやってきても大変じゃないようなつくり方で建てておくというパターン。
その時のポイントが↓のようになります。

また、

「必要になったら、ココに壁をつくって部屋をわけよう」
こういう事もあると思います。
先の事はわからないけど、もし後から壁をつくって部屋を分けたいような未来がやってきても大変じゃないようなつくり方で建てておくというパターン。

その時のポイントが↓です。
https://my164p.com/l/m/n75yNAhQMWUZB5

これに書いてないですけど、当然、入口の建具や窓の配置もかなり重要ですよ。

この動画はまだまだアップされる気配がないので、またメルマガでお伝えしていきましょう。
(いろいろ忙しい師走なのでゆるゆるな配信ペースで)

ではでは。

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