皆さんこんにちは
KATSUKENの勝部です(^^)
昨日今日と大阪出張でした
それと重なった鳥取NESTの
鳥取版構造計画ガイドラインには
施工実例で動画出演
日本では間違いなく最先端の家作りが
行政主体で行われている鳥取県で
登壇の機会をいただけるのは
とても光栄なことです
こちらのアーカイブは
準備が出来次第県庁ホームページに
アップされるようですので
興味のある方は
是非チェックしてみてください!
そして大阪にて
釿始という家造りネットワークの
勉強会で1時間話させて頂きました
質問も沢山して頂き
様々な方から共感を得て
人に話して自分が学ぶ
とても貴重な時間を過ごさせて頂きました
何か一つでも誰かの明日に
そしてこの業界の未来に
役立てたらと思います
工務店仲間の実物件も見学させて頂き
収穫沢山帰ってまいりました
さてそんな本日は風圧力の検討について
風圧力とは
風が建物に当たって
押したり引いたりする力です
台風や突風などの
強い風が吹いたときに発生します
風速が速いほど
風を受ける側の建物の高さが
高いほど風圧力は強くなります
建物の安全性を確保するためには
風圧力に対する検討は非常に重要
ここでいつものポイントになります
構造計算と呼ばれる
許容応力度計算で建物強度を
検討している場合
風圧力に対する3つの検討を行います
まず、建物全体の安定性を確認
強風時には建物に
転倒や滑動(水平移動)
がかかるため
壁量の検討をします
しかしこの壁量に関しては
地震力に対する検討でも行っていて
風圧力は地震力より弱い為
そこまで重要性は高くありませんが
安全性を確保する必要がある
続いて屋根の吹上に対する
検討を行います
強風時に屋根面には負圧が発生し
引き抜き力が作用します
軒先やケラバ部分では
風圧が集中しやすく
十分な補強が求められます
屋根を構成する
束、母屋・垂木・野地板などの
それぞれの部材がこの風圧に
耐えられるかどうかを確認して
接合部の固定方法についても
細かく検討します
最後に屋根仕上げ材の
吹上に対する検討です
瓦や金属屋根、スレートなどの
仕上げ材も風圧力による
浮き上がりの影響を受けます
屋根の仕上げ材だけが飛んでいる
台風後の映像を見た事がある方も
おられるかと思います
ここでは適切な固定方法を検討
釘やビスなどを適切に使用し
施工基準に従った固定が
行われているかを確認します
ここまでの3つの検討を行い
家を建てるのが構造計算と呼ばれる
許容応力度計算です
それに対して
建築基準法である仕様規定や
長期優良住宅の品質確保促進法(品確法)
では風圧力に対する検討として
建物全体の安定性のみが検討されます
屋根の吹上や
屋根仕上げ材の固定強度に関する
詳細な計算は行われません
温暖化の影響で
台風も激甚化している昨今
強力な台風が来て
建物は安全でも
屋根だけが飛んでいったら…
容易に想像はつきますね
毎度の話にはなるのですが
建築基準法(仕様規定)は
最低基準です
そこから先は設計者判断
そんな事も知らない設計者が大多数で
そんな中作られ続ける日本の住宅
許容応力度計算は
仕様規定や品確法のような
最低基準や簡易計算を
繰り返すのではなく
より詳細な検討が求められます
各部材の強度や接合部の安全性を
確認した上で適切な設計を行う
先日もお話ししましたが
1番の防災は家の耐震化
それが許容応力度計算です
風圧力の検討はどこまでしてますか?
そんな質問に答えられる実務者と共に
安心して暮らせる家創りを行いましょう
それではまた次回(^^)
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